KORN : Fieldy(Ba)
Interviewer : ムラオカ Interpreter : 川崎 たみ子
-アルバム完成おめでとうございます。まずはアルバム・タイトルについて質問させてください。KORN『“Ⅲ”~Remember Who You Are』というタイトルは1st、2ndの次にリリースされて然るべきアルバムだという意味なのでしょうか?
そうだよ!1993年の頃の(バンドを結成した頃の)気持ちに戻って、レコーディングをしようという気持ちからできたタイトルだね。
-今回は1st、2ndアルバムで起用していたRoss Robinsonを久々にプロデューサーに起用していますが、長い年月起用していなかった彼を再度起用しようと考えた経緯を教えてもらえますか?
俺たちの原点に戻るには、彼の力が必要だと考えたからだよ。彼は1stと2ndアルバムを手掛けてくれて、今回俺たちは自分自身の原点に戻りたいと思ったから、彼を起用することにしたんだ。そしたら思っていた通りに素晴らしいアルバムができたよ。
-1st、2ndアルバムで起用していたRoss Robinsonを3rdアルバム以降今作まで起用してこなかったのは何故でしょうか?
原点に戻ったようなサウンド作りをしようと今まで思わなかったからだよ。今まではそのアイディアがなかったからなんだ。
-この作品を聴いての私のファースト・インプレッションは“初期衝動を超えた衝動”でした。あなた自身はこの意見をどう思いますか?
そうだね。いいんじゃないかな。今回のアルバムについてだけど、意図的にこういうアルバムにしたんじゃなくて、自然とこういう形になったんだよね。だから、アルバム制作を始めた時にみんなで“今回はこういうアルバムにしよう”っていうのを話し合ったわけじゃなくて、なんか自然とこういう作品に仕上がったんだ。
-アルバム全編ハイ・テンポな曲が非常に多いですね。あえて言うとTrack.8「The Past」他数曲が若干ミドル・テンポなだけですね?1st、2nd含めて今までのアルバムの中で最もハイ・テンポなのではないでしょうか?
そうだね。ある日、俺がみんなより早くスタジオに着いて暇だったからギターを弾いていたらハイ・テンポなメロディを思いついて、そこからできた曲もあるし。さっきも言った通りに、自然とこういうハイ・テンポな曲ばかりのアルバムになったんだよ。
-ヴォーカルのJonathan Davisの歌い方ですが、ここ最近はむき出しの感情をぶつけるという歌い方はあまりしなくなっていましたが、今作では感情の赴くままに怒り、悲しみをダイレクトに表現していますね。自分を追い込んで心の奥底の痛みを吐き出しながら歌うという、あえて苦しい道のりを選んだのは何故なのでしょうか?
それは、プロデューサーのRoss RobinsonがJonathanにそれを強要したからだよ。RossはJonathanにそういう風に歌えと強く強要した。というか強制した。Jonathanが辛くて泣いているところもよく見かけたよ…。彼は本当によくやったと思う。俺がJonathanだったら辛くて逃げ出していたと思うよ。
Korn III : Remember Who You Are
Price: ¥2548 by Amazon | Release : 2010-07-0790年代後期にKORNと共にニューメタル、ミクスチャー・シーンの中核にいたRAGE AGAINST THE MACHINE、LIMP BIZKITが解散、脱退、復活などとそれぞれ紆余曲折を経て結果として失速を余儀なくされたが、KORNはオリジナル・メンバーであるBrian "Head" Welch(Gt)、David Silveria(Dr)の脱退はあったものの、コンスタントに作品をリリースし、前々作は全米3位、前作は2位という好成績を収めている。順風満帆な彼らだが、あえて今作では“原点回帰”を目指しプロデューサーには初期2作品で起用したRoss Robinsonを起用。全編に響き渡るJonathanの悲痛なまでの叫びとやり場のない怒りは聴く者すべてを圧倒する。また新ドラマーであるRay Luzierの手数の多い独創的なドラミングはKORNに新しい“血”を注入することに成功している。 ムラオカ



























