MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

RENO DIVORCE

2010.03.10UPDATE

2010年03月号掲載

RENO DIVORCE

Member:Brent Loveday(Vo&Gt) Andrew Erich(Dr) Tim Jadowski(Ba) Tye Battistella(Gt)

Interviewer:TETU★KID

-激ロックと申します。よろしくお願いいたします。初めてのインタビューになりますので簡単な自己紹介をお願いします。

Brent Loveday(以下B):ヴォーカルとギターのBrent Lovedayだ。よろしく。

Andrew Erich(以下A):Andrew Erich。ドラム担当だ。

Tim Jadowski(以下:Tim):ハーイ、Timだよ。ベースを担当しているよ。

Tye Battistella(以下Tye):ギターとバックボーカルやっているTye Battistellaだ。

-最新作『Tears Before Breakfast』聴かせていただきました。一度聴いたら口ずさめるようなメロディが心にグッときました。さらにあなた達の曲は人間味が滲み出てくるような楽曲でとても親近感ももてました。アメリカではすでに昨年リリースされていますが、周りの反応はいかがですか?

B:とても良いよ。前作リリースから結構空いているから、ファンは待ち望んでいたみたいだね。完成6ヶ月前にいくつかデモを公表したら、反応がメチャクチャ良かったんだよね。自分達の方向性に自身が持てたし、これ以上ないくらいの出来になったよ。

A:今までのアルバムの中で、世界中で一番良いレスポンスを得たアルバムだね。理由のひとつは、もちろん前よりも大きくて良いレーベルからのリリースだって事もあるけど、ここ数年、世の中に自分達を知ってもらおうと本当に頑張って来たんだ。USリリース後の1ヶ月間のセールスは、過去数年の合計を上回ったんだよ!USでの反応は本当に良いよ。

Tim:今のところUSでのレスポンスは良いよ。コロラドやその周辺のファンからのレスポンスが一番多いけど、もっと離れた州でもネットで買ったよとメールをもらうことも多いね。

-どの曲も非常にキャッチーでフックがあると思いました。曲作りのアイディアやメロディのアイディアはどういう時に思いつくのですか?

B:大抵、夜中にアコギをかき鳴らしているときなんだ。ムリヤリ良い曲を作るって無理で、曲自身のタイミングで生まれるものなんだ。一度浮かんだら、同じ物はもう出て来ないかもしれないから、そんな時はよくよく気を付けていた方がいい。全部いっぺんに出てくる時もあるし、メロディやコード進行の時もある。そういう曲は、周りの人が「別に」って言っても自分では「これだ!」って分かるんだ。なんとなく伝わるかな?

-曲はすぐに創れる方ですか?それとも時間を掛ける方ですか?

B:曲による。完成するまで何年も掛かる時もある。このアルバムに入っている曲の中でも、理由は分からないけど何年も掛かった曲もある。その一方で「How Long’s It Been」なんかは、書いた一週間後にもうライヴで演奏してた。そのくらいパワーがあったんだ。

-アルバムに入らなかった名曲もたくさんあるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

B:いくつかあるよ。その内の数曲は日本盤に収録されて、どれもすごく良いんだ。本編には入らなかったんだけど、改めて聴くと入れれば良かった!って思うんだ。おかしいよね。

A:僕がすごく好きだったんだけど収録されなかったのが「See You On The Way Down」。80年代後半にD.R.I.がやったようなサウンドで、僕はあの頃のハードコア/トラッシュなサウンドが大好き。RENO DIVORCEがこういう曲をやるのは珍しいから、いつか皆に聴いて欲しいな。

Tim:レコーディングはしたけど使わなかった曲が幾つかあって、たまに“入れれば良かった”なんて思う。そして今リリースされたCDを聴いていると“あの曲もこの曲も入れれば良かった”と思う。いつの日か!

-曲を作る際に特に拘っている点があれば教えてください。

B:恋愛経験、自分・友人・家族に影響を与えていること。皆が経験していること…。よく言うジョークがあって“なにか辛くて大変な事があったらBrentに言えば曲にしてくれる”ってね。でも実際役立つんだ。痛みが癒えたり、一歩引いて事柄を見直すことができる。“自分が今経験している事と、同じ事を経験している人がいる”ってよく言ってるよ。たまに政治的な曲を書くけど、基本的に政治には無頓着だから数は多くないんだ。でもアンテナに引っ掛かる物があれば大歓迎。

Tye:ふざけることかな(笑)

-『Tears Before Breakfast』を再生すると1曲目の「Supercharger」から11曲目の「One Step Closer The Edge」まで通して聴いて、また「Supercharger」から再生して繰り返し聴いてしまいます。曲順や曲数にはかなり拘ったのではと思うのですが、いかがでしょうか?

B:順番は曲のキーで決めた。その方が連続性が生まれるんだ。同じキーを持つ曲をグループ分けして次曲を突然変えるのは、まるで芝居みたいで自然とまとまりが生まれるんだ。過去にはサイコロを振ったり偶然に任せる所があったけど、今回はもっと意志的な、言ってみればスピリチュアルでないアプローチをした。

A:今回の曲を選んだとき、肩の手術をした直後だった。だから確かCDが送られて来て“この順番でいい?”って聞かれただけだったんだ。でもすごく良かったから文句は言わなかった。