
-アルバム『Artwork』はライヴ映えするナンバーも多いですが、ライヴでのリアクションは如何ですか?
Quinn Allman(以下Q):今のところオーディエンスからのリアクションは良いよ。
『Artwork』はアンセム調の曲もあるし、ロックだし、よりヘヴィになっている。ポップな面は若干弱まっているけれど、暗さや内から湧き上がってくる感じもあるしね。
Jeph Howard(以下J):
前回のインタビュー(http://gekirock.com/interview/2009/09/the_used_3.php)の時はアルバムをリリース前でツアーもやっていなかったから、今はまた考えや感じ方も変わってきているよ。
ツアーでプレイしていく中で、このアルバムを今一度学び直しているところなんだ。曲作りの中では、まずリズムが出来て、歌詞を書いて、そういう工程の中で徐々にアルバムを理解していく訳だけれど、ライヴでプレイするにつれて曲が持つより深い意味合いを知るようになった。
それに、Quinnが言ったように『Artwork』には皆で歌えるアンセムもある。ライヴでファンが一緒に歌ってくれることによって、ようやく完成するような感覚だね。
-『Artwork』をリリースしてから、バンドのモチベーションは変わりましたか?
Q:そうだね。『Artwork』では新しいプロデューサーを迎えたり、マネジメントが変わったりもしたんだ。
それは自分たちが望んだ環境の変化ではあったけれど、その分責任は大きくなったよ。新しい環境ではまだまだ調整段階のことも多いんだけれど、そういう手応えを感じられる中で、自分たちの人生の中で経験してきたことが反映した素晴らしいアルバムを完成させることが出来たと思う。このアルバムの仕上がりには本当に満足しているだ。
J:『Artwork』は、俺たちにとってエネルギーの源になるような作品なんだ。ベース・プレイの面でも、もっと練習しなきゃいけないって自分を奮い立たせられるような、背中を押してくれるようなアルバムだよ。
ライヴ映えがする楽曲や強い楽曲が多いから、出来ることならアルバムを最初から最後までそのままライヴでプレイしたいんだけど、まぁそれは難しいだろうな。
『Artwork』制作の前は、俺たちが今後どうなっていくのか分からなくて、不安に感じることがあった。
だけど実際にアルバムが完成してみると、BertのヴォーカルもQuinnのギタープレイも、とにかく全てが進化している。これだけ進化したら、次のアルバムは一体どうなるんだろう。そう思うと、俺たち自身もすごく楽しみだよ。『Artwork』は、この次のアルバムやこれからの俺たちへの大きな期待を抱かせてくれる作品になったんだ。
-「勝手に一括りにされていたジャンルから抜け出し、同時に新しいジャンルの音楽を始めたかった」とも語ってくれていましたね。その特定のジャンルから抜け出せた手応えは感じていますか?
Q:うん、自分たちの音楽をさらに一歩進化させることが出来たと感じているよ。THE USEDは、バートの歌詞と俺たちのサウンドから成り立っている。
俺たちは、今現在活動しているバンドから影響を受けることがあまりないんだ。そういう面でもスクリーモというジャンルを気にすることもないよ。
-今後のTHE USEDの目標や野望は?
Q:とにかく楽しむことを大切にしたいね。これまでも世界中にツアーに出かけて、楽しいことも沢山してきたけど。そういう楽しい時間を分かち合いながら、お互いを殺し合わないようにしていきたい。そして、素晴らしいアルバムをずっと作り続けていきたいね。
J:俺たちは10年間という長い間ツアーをしてきたけれど、ここに到達するまでに、良いことも悪いことも沢山あった。ここまで到達できたのは本当に凄いことだと思う。
これからどんな新しい経験が俺たちを待っているのか。音楽っていうのは常に変化していくものだけれど、俺たちにとって音楽というものがこれからどう変化していくのか。それが楽しみだね。
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Artwork
言わずと知れたスクリーモ・シーンの代表格バンド、THE USEDの通算4枚目が遂に到着。新ドラマーのDan Whitesidesを迎えてからは初となるレコーディング作品である他、過去3作を手掛けてきたJohn Feldmann(GOLD FINGER)の元を離れ、本作ではPANIC AT THE DISCOのデビュー作『A Fever You Can't Sweat Out』を手掛けたMatt Squireをプロデューサーに迎えているなど、様々な環境の変化を伴った作品だ。各所で緊迫感を与えるアレンジメントが映えており、ミドル・チューンの楽曲がアルバムの大半を占めているなど、腹にずっしりとくるダークなアルバムというのが第一印象だが、基本のスタイルからは大きく逸脱はしていない、あくまで過去作の延長上にある作品だ。ヘヴィ且つダイナミックなサウンドにのる極上のメロディ。そのメロディを力強く歌い上げるBert McCrackenのヴォーカルは、スクリームを交えるほどの激しさがありながら、時に包み込むような優しさも感じさせてくれる。THE USEDサウンドの新たな醍醐味と言えるだろう。ただ激しいだけじゃない。本物の‘力強さ’がここにある。MAY-E |


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