MADINA LAKE | 激ロック インタビュー 


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MADINA LAKE | 激ロック インタビュー

MADINA LAKE:Mateo Camargo(Gt) Daniel Torelli(Dr)

インタビュアー : 川崎 たみ子

MADINA LAKE Official-Site

MADINA LAKE

-本日はインタビューありがとうございます。よろしくお願いします。

Mateo Camargo(以下M):こちらこそありがとう!

Daniel Torelli(以下D):よろしく!

-PUNKSPRING’09以来の来日ですね。このタイミングで日本ツアーをすると決めた理由はなんですか。その経緯を教えてください。

M:単純に、日本が大好きだからさ。日本が大好きすぎて、来るしかなかったんだよ。俺たちはみんな日本を愛してるからなるべくたくさん来れるだけ来たいんだけど、何回も何回も日本ばっかりに来るわけにはいかないからね。だいたい毎年2回来てるんだ。日本、本当に愛してるぜ!

-日本に対してどのようなイメージをお持ちでしたか?来日してから日本のイメージは変わりましたか?

D:来日するまで、日本といえば『LOST IN TRANSLATION』のイメージしかなかったよ。俺はこの映画が大好きなんだ。実際来てみたら、俺が想像していた以上に、はるかに素晴らしい国だったよ!人は優しくて礼儀正しいし、どこに行ってもきれいだし、本当に最高な国だよ!日本でエスカレーターに乗ったら、みんな左側に立つだろ?で、歩く人が右側を通る。この文化には驚いたよ!びっくりしたけど、アメリカも見習うべきだと思ったんだ。アメリカはどこに行っても汚くて、ごちゃごちゃしてるから、例えばエスカレーターを歩いて登りたい時は、人を押しのけて“Excuse me!”って言わないと通れないからね。

-日本に来たら必ず行く場所や、必ずすることがあったら教えてください。

M:俺たちが日本に来たら、いつも日本のROADRUNNERのマネージャーがとある焼き肉の店に連れて行ってくれるんだ。俺たちが日本に来るたびに行ってるから、来日の恒例行事になっているよ。渋谷にあるんだけど、店の名前は忘れちゃった。もちろん今回も行ったよ。

D:俺は大阪に行ったら“ROCK ROCK”っていうロックバーに必ず行くよ。東京だったら、たまにあの狭いバーに行くんだけど…。えっと…“ロックのこころ”だ!あそこが好きでさ。というか日本酒が大好きでさ。日本酒最高だよ!今回も、日本に着いた日の夜にみんなで散々飲んだあと、翌朝六時までカラオケで騒いでいたよ。

-“MADINA LAKE”というバンド名は、Matthew Leone(Ba)が考えた架空の町にある湖の名前だそうですね。バンド名について詳しく教えてください。

M:そうだよ、“MADINA LAKE”とは、Matthewが考えた物語の中に出てくる湖なんだ。物語のイメージとしては、1950年代のアメリカのような、社会から孤立された、暗くて小さな町で、まだアメリカがそんなに栄えていない頃。そんな町にある“マディーナ湖”を拠点として、町の“物語”は始まり、続くんだ。俺たちメンバーはこの町の住人みたいなもので、この湖から生まれてくる俺たちの楽曲によってこの町を変える。“MADINA LAKE”は実際にはない、架空の名前だから、俺たちが動かしたいように“物語”を動かせるから、このバンド名を気に入っているよ。

-昨晩の恵比寿LIQUIDROOMでのライヴを拝見しました。とても素晴らしかったです。私はPUNK SPRING’09であなた方のライヴを拝見しました。その時のパフォーマンスもすごかったのですが、昨夜のライヴの方がとてもエネルギッシュでアグレッシヴな印象を受けました。バンドの今の状態はとても良さそうですが、実際の所はいかがですか?

D:バンドのコンディションは最高だよ!君が言った通り、昨日のライヴの方がよかったね。PUNKSPRINGも楽しかったけど、ステージの広さとオーディエンスの多さに圧倒されて、正直少し緊張していたからね。あれだけの人の前で演奏するのは楽しいけど、でも、ライヴ・ハウスでのライヴの方がオーディエンスとの距離が近いから、彼らの生の反応を直接もらえるし、エネルギーがバシバシ伝わってくる。キッズの汗だくな姿や笑ったり泣いたりしている表情もすごくよく見えるんだ。

M:そうだね、だから俺たちは800人から1000人くらいの規模のライヴが一番好きなんだ。みんなとの距離が近い分、直接コミュニケーションがとれる気がして。フェスぐらいの規模も好きだけど、大抵そういうライヴってステージと客席間の距離がすごく遠いから、キッズの表情や反応が少し分かりにくいし、距離がある分エネルギーが伝わってきづらいんだよね。そういう意味で、昨晩のLIQUIDROOMでのライヴは、まさにそんな俺らにとって最適なライヴ・ハウスだったから、めちゃくちゃ楽しかったんだ!冗談抜きで、本気で、昨日のライヴが俺たちが今までやってきたライヴの中で一番楽しかったんだ!本当だよ!Nathanが1曲目からステージダイヴしてたのが良い証拠だよ(笑)

-あなた方はSUMMER SONICやPUNK SPRINGのようなロック・フェスで演奏するのと、昨晩のようなライヴ・ハウスでのワンマン・ライヴでのショーのどちらが好きで、どちらがやっていて楽しいと感じますか?フェスとライヴ・ハウスでのライヴのそれぞれのメリットを教えてください。

M:ライヴ・ハウスのことは今言った通りで、フェスで演奏することのメリットは、アドレナリンがバンバン出ることだね!初めて日本で出演したフェスはSUMMER SONICだったんだけど、その時はものすごく興奮したね!ステージに出ていったらあんだけのオーディエンスが俺たちを観るために待ちかまえていて…。それだけで興奮しまくったよ!あの興奮とアドレナリンの分泌の半端なさは、何にも変えられないね(笑)すごくスリリングなジェットコースターに乗ってる感覚だよ!

D:フェスのいいところはね、METALLICAみたいな大御所バンドの気分を味わえることだよ(笑)ものすごい数の人が自分たちの演奏を聴くために1つのステージの前にいてさ、“神様、今俺の身には何が起こってるんだろうか!?”っていう感覚だよ!“FUCK!?”っていう感覚だね!

-あなた方はたくさんの大御所へヴィ・ロック、メタル・バンドが所属するROADRUNNER RECORDSに所属していますが、レーベル仲間と話すチャンスっていうのはあるんですか?今のレーベルについてどう思いますか?

M:これはよく聞かれる質問なんだけど、俺たちはすごく楽しくやれてるよ。分かると思うけど、あるレーベルに入ったからって、そのレーベルの所属バンド全組と会って、仲良くなる、っていうわけじゃないんだよ。実際、ROADRUNNER RECORDSの所属バンドはみんなすごい人たちで、常に忙しくしてるから、会えてない人の方が多いんだけど、会った人たちはみんなすごく優しくていい人たちだったよ!

D:そうだね。まぁ、レーベルによって違うんじゃないかな。例えばFUELED BY RAMEN(COBRA STARSHIPやTHE ACADEMY IS…などが所属するレーベル)は、全部のバンドが仲良しで、レーベル・ツアーをやったりしているみたいだし。うちのレーベルは、所属しているバンドの数が多いし、メタル・バンドが多いROADRUNNER RECORDSの中で俺たちだけ、違うタイプの音楽をやっているから、レーベル・ツアーをやることはありえないしね。やったところで俺らはSLIPKNOTとかにめっためたにされて、5秒でステージからいなくなるよ、きっと(笑)だけど会ったことのあるレーベル仲間はみんな素晴らしい人たちだったよ!だから俺たちはROADRUNNER RECORDSに所属できてとても誇りに思っているし、ハッピーなんだ。

-先月SILVERSTEINとUSツアーを回ってましたね。ツアーはいかがでしたか?ツアー中のおもしろい出来事や記憶に残るエピソードがあったら教えてください。

M:全体的には良かったけど、アップアンドダウンがあったツアーだったよ。今回のUSツアーは、大都市を回るツアーではなくて、それなりに有名な都市からそんなに栄えていない街を回ったから、いろいろあったね。やっぱり俺たちが以前ライヴをしに訪れたことがある街でのショーの方が盛り上がったし、楽しかったよ。ニュージャージーでのライヴとかには結構な数のキッズが来てくれたんだけど、南の田舎の方に行けば行くほど…例えばアラバマとかではお客さんの入りも少なかったし、オーディエンスも俺らも正直あまり盛り上がらなかったね。俺たちの移動手段は基本車だったんだけど、アラバマでは300人くらいしか来てくれなくて、“せっかく長い道のりを運転してきたんだから、もっと盛り上がったらよかったのにな…”とちょっと思ってしまったよ。この繰り返しが多いツアーだったから、そういう意味でアップアンドダウンがはっきりしているツアーになったね。

D:そうだね。あと、このツアーでオーストラリア出身のCLOSURE IN MOSCOWっていうバンドと知り合ったんだけど、俺らは一気に仲良くなって、よく一緒に遊びに行ったんだ。だからこのツアーで一番良かった点は、彼らと仲良くなれたことかな!

-ROADRUNNERのホームページに、USツアー中にメンバー全員が髭を伸ばすのに挑戦!と書いてありましたが、このおもしろい企画は誰が持ち込んだのですか?そして結果はどうでしたか?

D:あー、そういえばホームページのブログに書いてたね!ほんの数週間しかやってないんだけど、なんかいきなりそういうことになり、みんなでやってみたんだ!

M:DANは元々髭を生やしていたし、すごく自然な感じになったよ。俺もまあ普通に良かったんじゃないかな。

D:ただ双子がね…(笑)Nathanはやったよ。というかNathanはほんと最近髭を剃ったばっかりだよ。Matthewはやらなかったね。「俺には無理!」って言って、2、3日で剃っちゃったよ。まあ確かにベビー・フェイスの持ち主のMatthewに髭は、髭が生えた赤ちゃんみたいな感じになっちゃってめちゃくちゃ不自然だから、彼自身耐えられなかったんだろうね(笑)実際、Matthewがメンバーで一番髭が似合わないと思うよ。だって想像すらできないもん(笑)

-メンバーはアメリカのシカゴ出身なのに、所有されている“Lords Studio”はニュージャージーにありますね。なぜニュージャージーにスタジオを構えて、そこで仕事をするのですか?

D:そのスタジオで仕事をしたのは2ndアルバムの制作の時だけなんだ。ちなみに1stアルバムの制作はロサンゼルスでやったよ。

M:いつも曲作りは、メンバーが思いついたときに、その時にいる場所で軽くやったりするんだけど、基本的には地元のシカゴのスタジオを借りて作業をすることが多いかな。

-私は1stも2ndアルバムもどちらとも大好きなんですが、『From Them, Through Us, To You』の方が『Attics to Eden』よりエモ・サウンドにあふれていて、『Attics to Eden』は前作よりもダンサブルな曲が多いですよね。それは音楽性の移行からくるものですか?1stと2ndアルバムの音楽性の違いやコンセプトの違いについて教えてください。

D:音楽性の移行というよりも、コンセプトを意図的に変えたんだよ。毎回同じじゃつまらないだろ?このバンドを始めた時は、広い意味で“俺たちはロック・バンドをやるんだ”と思っていて、でも1stがエモだったから、みんな俺たちを“エモ”に分類したと思うんだけど、俺たちはそれだけじゃ終わらなくて。このつまらない音楽シーンの中で、色々なことをやってやろうと思ったんだ。あとはまあ俺たちそれぞれが聴いてきた音楽の影響だね。NINE INCH NAILSやTHE SMASHING PUMPKINS、MUSE、PANTERAのように、どのジャンルにもカテゴライズされない、1つのジャンルにとらわれないバンドになりたかったからさ。1stで決定づいた、“少しエレクトロニカっぽいエモ・バンド”という印象を取っ払って、ジャンルに縛られずに色々なことに挑戦する広い意味での“ロックンロール・バンド”になりたかったから、2ndはダンサブルな感じにしてみた、というか自然にそうなったんだ。

-あなた方のアルバムは、1st、2nd、3rdアルバムの3つから成る3部作の作品ですよね。第3作目のリリースがとても待ち遠しいです。3作目のコンセプト(物語の結末)や音楽の方向性が決まっていれば教えてください。

D:まず音楽の面の話をすると、そうだね、さっきも言ったように、1stがエモ、2ndはダンス・ロックみたいな感じだったから、3rdは前作と前々作とは違う感じにするよ。あと俺たちメンバーそれぞれが聴く音楽の影響もあって…。例えばMateoはMUTEMATHとか聴いていて、俺は最近BLACK EYED PEASとかエレクトロニカを聴いていて、双子が何聴いてるかは神のみぞ知るっていう感じでさ。4人がそれぞれ違うタイプの音楽を聴いてるから、俺たちは新しいものを、今まで作ったものとは別のものを作り出すことができるのかもね。

M:コンセプトの方は、まだ分からないな。楽曲を作る時、まずNathanが歌詞を書いて、それを元にMatthewが“マディーナ湖”がある町の物語を考えるんだけど。物語も大切だけど、やっぱり曲の方が大事だから、まずアルバムに収録する曲を全部仕上げてからMatthewはそれに合った物語を考えているんだ。Matthewは既に、物語の結末のすごく大まかなアイディアは頭にあるみたいなんだけど、まず曲ができてからじゃないとどうしようもないから…。だから今言えることは、物語の方向性は決まっているよ、ということぐらいかな!

*おまけ*

-(2人がしょうゆ味のポテトチップスをバリバリ食べていたので、)このポテトチップスはおいしいですか?好きですか?

M&D: ああ、とってもおいしいよ(笑)

-好きな日本食は何ですか?

D:混ぜて食べるネバネバした豆みたいなやつ(納豆)が好きだよ!

M:外国人は納豆が嫌いで食べれない人が多いって知り合いから聞いたけど、俺たち2人は大好きでさ!朝ごはんに白ご飯の上に乗っけて食べるのが大好きなのさ!

-次の来日はいつですか?早くまた来てほしいです!

M:次の来日は多分フェスでだろうね。PUNK SPRING’09に出たから、今年はないと思うんだ。2年連続は多分ないと思うからね。俺たちがまだ知らなくて出たことがないフェスに出演しに来日できたらいいなと思うよ!俺たちは日本のフェスが大好きだからね!


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Attics to Eden

ダークさを漂わせたアグレッシヴなサウンドにキャッチーなメロディを掛け合わせたセンスにもさらに磨きがかかった、躍動感溢れるアップビートな曲の数々。ヒップ・ホップのライムを遊んでいて作られたというダンサブルな楽曲ですらML流で、スクリームすれすれのヴォーカルも一層パワフルになっていたりと、アルバムを形成する全ての要素が前作を超えた、よりダイナミックなロック・アルバムに仕上がった。 MAY-E

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