
-Mattへは、これが3度目のインタビューになるのですが・・・
Matt(以下M):そうそうそう!3回目だよね。ちゃんと覚えているよ!
-Gavinがこうやって日本でインタビューを受けるのは今回が初めてですか?
Gavin(以下:G):うん、前回のジャパン・ツアーに僕も参加していたけど、僕がこうやって日本でインタビューを受けるのは初めてだね。
-既に福岡、名古屋、大阪公演が終了していますが、今回のジャパン・ツアーの手応えはいかがでしたか?
M:とても良い感じだよ。
G:うん、最高だね!すぐにこうやって戻って来ることができて良かったよ。
M:そうだね。日本はいつ来ても素晴らしい国だと思う。だけど、時差ボケがちょっと辛いかな。出来ることなら、テレポーテーションで来日したい(笑)3公演の中でも特に良かったのが大阪公演だよ。大阪では、ほとんど時差ぼけが解消されていたからっていうのもあってさ。
G:オーディエンスが盛り上がってくれると、僕らの疲れも吹き飛ぶしね。
M:それに、年に2回も来日したことは今まで無かったしね。
-福岡でショーを行うのは初めてでしたね。
M:うん。やっぱり4公演の中で一番集客も少なかったし、初めて行った土地だったけれど、実際に福岡でショーをやってみてすごく良かったと思う。キッズも温かく僕らを迎えてくれたし、雰囲気もとても良かったからね。
それに、福岡ではショー以外にもいろいろ楽しめたよ!僕はいつも早起きなんだけれど、同じように早起きしていたメンバーを連れて、ホテルの裏のお寺に散歩に行ったんだ。そこで可愛い子猫に出会ったよ!僕は、家でも猫を4匹飼うくらいの大の猫好きなんだ。だから翌日は、ちゃんとキャットフードを買い込んでお寺に行ったよ。そんなほのぼのとしたひと時を過ごしたりもしたよ。
他には、まんだらけにも行った!僕はアニメが大好きなんだ。FINCHのメンバーの中にもアニメ好きのメンバーがいて、一緒にまんだらけに行って、おもちゃを買おうとしたんだけど高くてさ・・・お金が足りなくて結局買えなかったんだ(笑)だけど、すごく楽しかったよ。
-(笑)今回のツアーは、FINCHとダブル・ヘッドライナーとなっていますが、このツアーが決まった経緯は?
M:僕らも日本に行きたいと思っていたし、FINCHも日本に行きたいと思っていた。僕らは、FINCHがデビューした頃からのファンだったんだ。僕らがFINCHのショーに行ったり、逆にFINCHが僕らのショーに足を運んだりしてくれたことは、これまでにもあったんだけれど、一緒にツアーに回ったことはなかったから、これはいい機会だなって思ったのさ。
-アメリカのバンドとイギリスのバンドが共に日本でツアーをしているわけですが、日本はイギリスの音楽もアメリカの音楽もダイレクトに入ってくる土地なのでファンからすればあまり違和感はないのですが、あなた方自身はいかがですか?
G:僕らは何度もアメリカのバンドとツアーを回っているから、違和感は全く無いよ。それに、僕らがやっているような音楽ってもともとアメリカの方が多かったしね。
-FINCHとあなた方はちょうど同じ頃にデビューを飾り、一躍それぞれの国で若いリスナーから絶大な支持を得るバンドになりました。その後の道のりはそれぞれに違っていますが、あなた方から見てFINCHというバンドはどんな存在ですか?
M:FINCHがデビューEPをリリースした頃からよく聞いていたし、注目していたよ。僕らはメタルやハードコアに影響を受けて、イギリスのアンダーグラウンド・シーンでずっと活動していた中で、メロディアスでありながらもパワフルなFINCHの音楽に出会った時は本当に衝撃的だった。こういう音楽性のバンドって、最初はイギリスではそれほど人気は無かったんだ。だけど、FINCHが登場したことで、イギリスの若者の間であっという間に人気を獲得して、それからシーンは一気に変わっていた。僕はFINCHとNEW FOUND GLORYとのツアーに行ったこともあるけれど、その時のショーも素晴らしいものだったな。僕の弟も、FINCHの大ファンだったよ。
-ベスト盤『Your History Is Mine: 2002-2009』のリリースおめでとうございます。4thアルバム『Memory And Humanity』では、Ryanの家のリビングルームにメンバーがギュウギュウ詰めになりながら、1stアルバムの頃のようにみんなで意見を出し合って曲作りをしていたそうですね。ベスト盤『Your History Is Mine: 2002-2009』に収録されている新曲4曲「No Honour Among Thieves」「Built To Last」「Wrench」「Captains Of Industry」は、「10.45 Amsterdam Conversations」や「This Year's Most Open Heartbreak」のような初期のエナジーを取り戻したような、ハードな楽曲に仕上がっていますが、これらの楽曲は『Memory And Humanity』以降に書かれたものですか?どのように生まれたものなのでしょうか。
G:うん、その新曲4曲も同じようにRyanの家で作られたものだよ。Ryanの家はとにかく良いんだ。エレクトリック・ドラム・キットもあるし、ノートPCも揃っているし、曲作りの環境としては最適なんだ。僕らはメンバー全員がギターを弾けるから、みんなでギターを弾きながらアイデアを出し合って、そうして出来た曲なのさ。
-新曲の音楽性はGavinによってもたらされたものが大きいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
M:うん。Gavinが曲作りに参加したことが、とても大きく影響していると感じている。Gavinは、脱退したGarethとは違う感性を持っているから、これまでにないサウンドを盛り込むことが出来たと思う。
あと、新曲4曲については、曲作りに入る前から色々な制限を持つようにしていたんだ。毎回、他のメンバーが作り上げたサウンドをMP3ファイルでもらって、僕がそこに歌詞とメロディーを乗せていくっていうプロセスなんだけれど、今回はそこに“僕がファイルをもらった段階で二度とそのサウンドに手を加えない”っていうルールを設けたんだ。敢えて後から色々と手を加えないようにね。他のメンバーが作ったサウンドに、僕のイマジネーションをインプットする。そのシンプルな作業が、よりアグレッシヴなサウンドになった理由の1つでもあると思っているよ。
-『Your History Is Mine: 2002-2009』に対してMattは「俺達は自分たちがどこからきて、どんな道を通って、今どこにいるのかっていう事をみんなに示したかった」とコメントしておりますが、今どこにいるのかがこの新曲にあたるのだとしたら、次回作は02年のEP『Between Order & Model』や04年のシングル『Escape Artists Never Die』に近い作風になるのではないかと想像しているのですが。
M:過去に成功したフォーマットだからって、同じものをまた取り入れてしまったら、おそらくバンドは後退してしまうだろうね。だから、そういうことはしたくない。ただ、僕らが本当に好きなフォーマットを取り入れるのは問題ないと思うんだ。次のアルバムは、新曲4曲から更に一歩前進したものにしたい。余分なものをそぎ落とし、あまり考えすぎない、ストレートでパワフルなアルバムにね。ファースト・アルバムから僕らのファンでいてくれている人には、絶対に気に入ってもらえるアルバムに仕上がると思うよ。

FINCH×FUNERAL FOR A FRIENDライヴレポート>>
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