
-現在はFROM FIRST TO LASTらとツアーに周っているようですね。
調子はいかがですか?バンドの近況を教えて下さい。
すごく良い感じだよ。FROM FIRST TO LASTとは親友だからようやく一緒にツアーをすることができてとてもうれしく思っているんだ。今のところ素晴らしいライヴ・パフォーマンスをすることができているし、観客もたくさん来てくれているしね。
-新作『The Emptiness』の完成おめでとうございます。『The Emptiness』はコンセプト・アルバムだそうですね。まず、バンド初のコンセプト・アルバムに挑んだ理由は?
“コンセプト”という言葉とはちょっと違うかな。“コンセプト”というよりはむしろ“ストーリー”があるアルバムなんだ。俺達は過去の作品でもいろいろな“ストーリー”に基づいて曲作りをしてきたんだけど、今作はDennisと俺が自分たち自身の“ストーリー”を綴りたいと思いながら作り上げたものなんだ。つまり今作はそうやってDennisと俺が書き上げた『The Emptiness』という名前の短い“ストーリー”に基づいているんだ。各曲はその“ストーリー”の各章を構成しているんだ。
アートワークやレイアウトなども全てその“ストーリー”とそこから生まれた詩や曲に合うようなものにしたんだ。いろいろとチャレンジしたけれども最終的にはその甲斐があったなと思っているよ。
-具体的に目指したアルバムや、参考にしたアルバムはありますか?
俺達が“ストーリー”を描くのにインスパイアされるのは根本的に“ホラー”なんだ。ホラーのジャンルの作品の大ファンなんだ。常々俺達自身が手がけるホラーのラヴ・ストーリーを作りたいと思っていて、それがようやくできたのが今作『The Emptiness』なんだ。ぶっちゃけ言うと、俺達は小説家・詩人のEdgar Allan Poeにインスパイアされたんだ。今作で登場する女性キャラクターのAnnabelは“ANNABEL LEE”という彼の詩から引用したものなんだ。その詩は彼が書いた最後の詩なんだ。その中の最後の行に“in her tomb by the sounding sea”というフレーズがあってそれをそのまま9曲目のタイトルに採用したんだ。
-本作仕様の新しいプロモーション写真がMyspaceなどで早い段階から公開されていましたが、本作のイメージはいつ頃から浮かんでいたのでしょうか?
今作の“ストーリー”の“コンセプト”を思いついたときには俺達はとても洗練されてはいつつも薄気味の悪いようなイメージでやりたいなと思ったんだ。ダークでミステリアスな方向に戻る時機だと思ったんだ。実際ステージではスーツを着てパフォーマンスしているし来年2010年のツアーも今作の"story"に基づいて新しいイメージでやるつもりだよ。
-じっくり時間をかけたと思わせる完成度の高い作品ですが、制作はスムーズに進みましたか?
とても自然にできたって感じかな。今作は俺達にとっては常々やりたいと思っていた作品で、まさに夢が叶った作品なんだ。とてもダイナミックな作品でナレーションで“ストーリー”を綴りつつ、THE PORTLAND CITY SYMPHONYのメンバーによる生のストリングスの音も入っているんだ。そういった様々なチャレンジもやったんだけどそれぞれきちんと作品を構成するものに仕上げることができたのは良い経験になったと思うよ。
-本作『The Emptiness』のコンセプト、テーマを解説して頂けますか?
また、このアートワークはどのシーンを表しているのでしょうか。
ん~、あまり多くは語りたくないんだけど。それは今作の“ストーリー”を分かってもらったときに実際に体感してもらいたいからなんだ。俺から今言えることとしたらこのアートワークは俺達のいわばメイン・キャラクターである“The Artist”のスケッチになっているものなんだ。この“ストーリー”は20世紀初頭のイングランドのスローという小さな町で始まるんだ。“The Artist”は朝日の中で目覚めて恋人のAnnabelのことに気付くんだけど、彼女は彼の隣でベッドの上で残酷にも殺されているところから始まるんだ。
-曲の間に台詞を設けることで、まるで1つの映画を見るようにストーリーが展開していきますね。見事な仕上がりです。この演出のアイデアはメンバーの誰が持ち寄ったものですか?
作品全体のレイアウトやアレンジは俺の頭の中で考えたものなんだ。作品を聴いてまとまりのある感覚を味わえるようなアルバムにしたかったんだ。良い楽曲を多く作るのも大切なことだと思うけど、各々の楽曲が互いに繋がり合っているようなアルバムを作る事ができたら最高だと思うんだ。
そんなアルバムを作るのが長い間描き続けていた俺自身の夢だったから、今回それを達成する機会をもらうことができて制作している一日一日有意義に過ごすことができたよ。ちなみに、アルバムの中で台詞を担当してもらったのはFEAR BEFORE THE MARCH OF FLAMESのAdam Fisherと俺の妹のMelissa Milkeなんだ。
-サウンドと共に、Shawnのクリーン・ヴォーカルも格段とレベルアップしていることに驚きました。豊かになりましたね。ヴォーカル・パートで意識して取り組んだことがあれば教えて下さい。
俺自身のヴォーカル・パフォーマンスの質の面でいえば今作『The Emptiness』をレコーディングしていたときが今までで一番苦労して頑張ったなと思っているよ。
さっきも言ったように、今作は俺にとってはまさに夢が叶った作品になったんだ。素晴らしいプロデュースのもとで“ストーリー”を綴るアルバムを作りたいと何年も夢に描いていたのがようやく現実になったんだからね。
“ストーリー”はとてもダイナミックなものになったと思うしそれに見合うヴォーカル・パフォーマンスをやることができたと思っているよ。俺のヴォーカル・パフォーマンスに対する努力を分かってもらえてうれしく思っているしそれで喜んでもらえればさらにうれしく思うよ。
-敏腕プロデューサーのKris Crummettを初めて起用していますね。
Krisは、いわゆるスクリーモと呼ばれる数多くのバンドを手掛けてきた人物ですが、彼を迎えた理由は?
Krisを選んだのは、彼がダイナミックでありつつも心地良くてヴォーカルがよく効いているバンドの作品を多く手がけているからなんだ。
俺達ALESANAは他のスクリーモ・バンドと同じように扱われているように思うけど、自分達としてはそれらのバンド以上だと思っているよ。俺達は楽曲の“ストーリー”を大事にしつつダイナミックな音を奏でるポップ・メタル・バンドなんだ。Krisはそういう俺達のことをよく理解してくれて“ストーリー”をどのように展開させるかということについて俺達と同じビジョンを持ってくれたんだ。彼を選んで正解だったなって思ってるよ。
彼はエキサイティングでモチベーションが高くて俺達の音楽を最高のものにしてくれたよ。
-ALESANAらしい狂気とKris節ともいえるシアトリカルなアプローチがとてもいいケミストリーを生んでいると思います。ファンに大歓迎されることは間違いない素晴らしい作品ですね!本作を完成させた今のお気持ちを聞かせて下さい。
いつもそうなんだけど、作品を完成させる度に不安になってしまう時もあるんだ。今作はとても特別なアルバムだから昔からのファンの人達にも新しくファンになった人達にも俺達が今作を完成させて感じた喜びや興奮を同じように感じてもらえたら良いなと思っているよ。
-2010年2月には3度目の来日となる“SCREAM OUT FEST 2010”への出演が決定していますね。共演するBLESS THE FALLやBROADWAYとは日本ではレーベルメイトになるわけですが、彼らにどんなイメージを持っていますか?
両方のバンドともアメリカでは一緒にツアーしたことがあるよ。
みんな良いヤツらだし、今回日本でもツアーすることができるのを楽しみにしているよ。
-それでは最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
俺達のことを応援してくれてありがとう!!
“SCREAM OUT FEST 2010”で日本のファンの皆と一緒に楽しく過ごせるのを楽しみにしているよ!それまでの間、ニューアルバム『The Emptiness』を聴き倒しておいてくれよ!!
-来日公演を楽しみにしています。インタビューありがとうございました。
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The Emptiness
DANCE GAVIN DANCEやEMAROSA、DROP DEAD, GORGEOUSなど数多くのスクリーモ系アーティストを手掛けてきた敏腕プロデューサーKris Crummettが、いよいよALESANAとタッグを組んだ!通算3枚目となる本作『The Emptiness』は、なんとバンド初のコンセプト・アルバム。ALESANAらしい狂気と、Kris節ともいえる独特の浮遊感、そしてシアトリカルなアプローチが融合することで、これまで以上に激しく、ドラマティックなサウンドを奏でている他、曲の間に台詞を設け、まるで一つの映画を見るかのようにストーリーが展開していくという仕上がりなのだ。バンド史上最高傑作であると同時に、2010年のスクリーモ・シーンを代表するアルバムとなるだろう。SCREAM OUT FEST 2010まで待てない! MAY-E |

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