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INTERVIEW

SLAYER

2009.11.18UPDATE

2009年11月号掲載

SLAYER

Member:Kerry King(Gt)

Interviewer:ムラオカ

-Gregとの付き合いは2003年にリリースした『Soundtrack to the Apocalypse』でのライヴ・トラックのミックスでしたが、そのことはご存知でしたか?

Gregが!?はははは・・そうだったんだ?正直俺は知らなかったよ!

-アルバム制作を2008年10月と2009年初旬の2回に分けたのはなぜでしょうか?

2008年10月に行ったレコーディングはダウンロード配信用であるシングルのレコーディングだったんだ。2009年のレコーディングはアルバム用だったから、2回に分けてレコーディングすることになったんだ。

-今作は高速スラッシュ・メタルがあれば、グルーヴィなパートやミドルテンポもあり、まさにSLAYERの集大成的なアルバムでもあると感じました。“SLAYERを知りたければまずはこのアルバムを聴け!!”というメンバーの声が聞こえてきそうです。そういう集大成的なものにしようという意識はありましたか?

今作はわりと短期間でレコーディングしたから、似たり寄ったりな曲調にならないようにと、それを避けようとする意識を持ってやった部分はあるね。そういう意識を持って曲作りを行ったから、俺が作った曲もJeff Hanneman(Gt)が作った曲も今までのアルバムよりふり幅が広がった感じかな。アルバムの中の一曲、一曲に個性をつけようっていうのは意識した点であることは確かだな。

-私たち激ロックフリーマガジンやWEBサイトは10代から20代前半の読者も非常に多いのですが、そういった若いリスナーもSLAYERのアルバムを聴いています。LOUD PARKでも年配のファンから若いファンまで幅広い年齢層のファンが盛り上がっていましたが、長い期間活動している中で長年のSLAYERのファンを維持しつつ、常に新しいファン層を獲得していくことができているSLAYERの魅力とはあなた自身ではどうお考えですか?

俺たちのライヴには実に三世代の人が見に来てくれてるんだ。怒りに満ちた音楽は幅広い層の人に受け入れられると思うんだ。普通だったら年を取ると、他のバンドやジャンルに興味が移っていくものだけど、なぜかSLAYERに関してはずっと一緒に育っていってくれている。だから俺たちのファンというのは三世代に渡っているんだ。