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INTERVIEW

ARCH ENEMY

2009.10.13UPDATE

2009年10月号掲載

ARCH ENEMY

メンバー:Michael Amott(Gt) Angela Gossow(Vo)

インタビュアー:ムラオカ

-今回セルフ・カヴァー・アルバムを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

Michael Amott(以下:M):このアルバム『The Root Of All Evil』とは、要するに過去をお祝いしようということなんだ。実際のところ、このアイデアは、ARCH ENEMYのこのような趣旨のアルバムを長い間望んでいたファンからのものだったんだ。俺たちは、これらの曲をもう一度表に出して新しいファンに聴かせる、というアイデアが素晴らしいと思ったんだ。ARCH ENEMYが、今までの全てをもってしてぐるっと一周したという感じかな。長い間、これらの初期の3枚のアルバムからの古い曲というのはARCH ENEMYの新しいファンには知られないままでいたから、このようにしてARCH ENEMYのルーツを見せようということなんだ。

-LOUD PARK09出演直前のリリースということでタイミングも非常に良いですね? これは日本のファンを思ってスケジュール調整したのでしょうか?

M:その通り!本当にパーフェクトなタイミングだと思うよ。

-1st~3rdアルバムのセルフ・カヴァーということですが、収録する曲はどのようにして選んだのでしょうか?また惜しくも迷った挙句収録から漏れた曲はありますか?

M:本当に多くの曲の中から選ばなくてはならなくて、リハーサル・スタジオで実際に全部演奏してみて最終決定したんだ。実際やってみると他の曲よりもいい感じの曲など出てきたりして、選ぶのはそうそう簡単にはいかなかったよ。ARCH ENEMYのメンバー全員がそれぞれのお気に入りの曲があったりとか…。
でも結果的に『Black Earth』『Sitgmata』『Burning Bridges』の各アルバムの中からのパーフェクトな選曲になったと思うよ。たくさんの人が、『The Root Of All Evil』は流れがすばらしく、まるで新譜のようだと言ってくれているが自分もそう思うよ。

-Angelaに質問ですが、普段ライヴでは歌っているものもありますが、今回レコーディングするということであらためて気を遣ったことはありましたか?

Angela Gossow:これらの曲をレコーディングしてみて、自分個人的に「わたし流に歌う」というのを明確にすることができたと思う。確かにライヴでこれらの曲を何度も歌ったことはあったけど、じっくりと自分流にこれらの曲を歌うということについて本気で考えたことはなかった。ライヴでは私は毎回、言ってみればフリー・スタイル、つまりその日に感じたように歌っていたの。いざちゃんと管理されたスタジオの環境の中で楽曲と向き合ってみて、もしその当時、自分がそこにいたらどう歌っていただろうかと意識的に考えざるを得なかったわ。レコーディングの過程の間ずっと、予め決められた構成の中で、自分の独自のスタイルというものを見つけ出す必要があったの。また、歌詞についてもじっくり考えなくてはならなかったし、歌詞によっては自分にとってはちょっと違うかな、と思えるものもあったわね。歌詞は(Dark Insanity1曲を除いて)全部Michaelが書いたものだったけど、当時Johan Liivaがしなければならなかったやり方と同様に、全く違う人が接するようにアプローチする必要があった。同じ言葉でも人によってはまったく異なる意味を持つもので、自分にとっては、Johanのバージョンが伝えようとしていたよりもずっと多くの過激さや怒りがあるように感じられたの。Johanのスタイルと比べたら私のはけっこう変化しているわ。だから最終的なレコーディング・サウンドは、結果としてオリジナルとは大分違っているの。でも面白いことに、リフやメロディ、曲の基本的な構成は変更させてはいない。ただ、ヴォーカル・ラインがまったく別の人格-私自身のものになった、というだけ。ARCH ENEMYの新しいファンに今まであまり注目されていなかった素晴らしいバックカタログを再び紹介するためのとても楽しいプロジェクトで、同時に素晴らしい方法よ。『The Root Of All Evil』のリリースをもって変化を知るって、素敵なことだわ!

-また基本的には原曲を崩すことなく、原曲を生かしたセルフ・カヴァーだと感じたのですが、そこら辺は意識されましたか?

M:そうだね。原曲のもつ精神と魂を損なわずにそのまま生かそうというのは意識したよ。アレンジもほぼオリジナルと同じになっている。大きな違いというのは、プロダクションと、バンドが10年前の当時に比べてよりタイトになったといことだ。俺たちはこれらの昔の曲を<ARCH ENEMY2009>のサウンドに聴こえるようにしたんだ。

-セルフ・カヴァーという、一見簡単そうで、実は非常に難しいものだと想像するのですが実際いかがでしょうか?

M:ちょっと変な感じだったけど、実際そうだったね。すべての昔の曲のギター・パートや何やらを把握するのも、予想してたよりも大変な作業量だった。でも結果的にはこの『The Root Of All Evil』を制作するというのは楽しい時間だったよ。