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INTERVIEW

DIR EN GREY

2009.03.25UPDATE

DIR EN GREY

Member:薫

Interviewer:KAORU


-海外のアーティストは確かにみんなそうおっしゃいますよね。私はDIR EN GREYのライヴを2回ほど拝見させていただいたのですが、もっとモッシュやダイヴが起こったり、エキサイティングな動きがあってもおかしくないのになと、正直思ったんですよね。そういう意味合いからも、男性限定のライヴを行うことに繋がったのでしょうか?

4~5年前に1回やったことがあるんですけど、そこからだいぶ男のファンも増えてきたんですよね。それでライヴ中は周りの女の子を気にして暴れないようにしてる子がいるようにも感じるんですよ。だから男同士だったら大いに暴れられるし、暴れてほしいなと思います。

-ちなみに前回の男性限定のライヴでは、モッシュなど起こったりしたんですか?

いや、始まる前まではお通夜みたいにシーンとしてて(笑)。なんか静かだったんですよ。みんなどうしていいかわからないというか、戸惑ってたみたいで。でも始まってからはだんだん良くなってきて、最後はワーッって盛り上がりましたけどね。

-でも4~5年前に比べると、洋楽的な聴きかたをしているリスナーも増えているでしょうし、楽しみですね!ちなみにツアー自体はライヴハウス主体で回るようですが、何故今ライヴハウスでやろうと思われたのでしょうか?

単純に、行ったことがないところで、観たことがない人に観てもらいたいというのがあったんですよね。今回のキャパくらいの場所も、1回のツアーに1箇所くらいは入っていたりするんですけど、Zeppクラスの機材を持ってツアーを回ってる中で、突然小さいキャパの場所を入れると、スタッフが大変なんですよね(笑)。機材面を縮小しなきゃいけないとか、色々支障があったりするんで。なので、じゃあライヴハウスだけのツアーをしてしまおう!というのが始まりです。

-何故小さいキャパでライヴをやりたいと思ったのかをもう少し具体的に聞かせてください。

始まる前に予測が出来ないツアーがいいなと思って。これがいつものようにZeppくらいのキャパになると、大体予想がつくじゃないですか。小さいところで『UROBOROS』をどう表現するんだろうっていうことが、単純に自分がいちファンだったら楽しみかなと思ったんですよね。やる前から何が起こるかわからないツアーをやりたかったんです。あとは主要都市に来れない人にとって、ライヴを観てもらえるいいチャンスかなと思います。

-とても楽しみですよね。それに小さいキャパの会場でやると、バンドの核というものがくっきり見えやすくなるような気もします。

そうですね。大きいところだと照明とか音響もしっかりしてて、それなりに雰囲気も出せるじゃないですか。小さいところだと基本的にそういうことを頭に入れてないので、本当にステージに立ってる五人がどういう"気"を出してるかっていうことがわかりやすいかなと思いますね。

-最後に、海外ではこれだけ高い評価を受けているにも関わらず、日本では未だ"ヴィジュアル系"という見方をされてしまっている節があると思うのですが、そんなイメージによる偏見に対してフラストレーションがあったりはしませんか?

うーん、ないわけではないんですけど、気にしてても仕方ないなというか、自分たちでどうこう出来るものでもないんで、活動内容だったり、音楽で判断してもらえればいいかなって思います。

-例えば対バンのライヴを行ったり、メタルやハードコアのフィールドにいる人たちと一緒にやるというようなことがあれば、今までと違うリスナーにも聴かれる機会が増えていくと思うのですが、その辺はいかがでしょうか?

たまに自分たちのライヴにね、そういうアーティストの方が来てくれて、「今度一緒にやりたいね。」っていう話にはなるんですけど、なかなかタイミングが合わなくて実現しないんですよね。

-このバンドと一緒にやってみたい!というようなアーティストはいますか?

そうですね、偉そうに言える立場ではないですが、THE MAD CAPSULE MARCKETSと一緒にやってみたいですね。大好きなんで!!!恐れ多いですけどね(笑)。

-フェスに出演するというようなお話はないのでしょうか?

日本のフェスはね、ヴィジュアル系はやらないって断られることが多かったんですよ。だからもう、頭下げてくるまで出てやらないぞ!くらいの気持ちはありますけど(笑)。日本はまだまだ偏見が強いですからね。そういう偏見をどんどん取り払っていく機会を作れたらいいなとは思っています。