ILLSCARLETT | 激ロック インタビュー 


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ILLSCARLETT:Will Marr (Gt.) / Jonny Dee (Ba.)

インタビュアー : KAORU

ILLSCARLETT Official-Site

ILLSCARLETT

-昨日はライヴお疲れさまでした!初めての日本でのライヴはいかがでしたか?

Jonny Dee(以下:J):素晴らしかったよ!昨日は東京2日目のライヴだったんだけど、本当に今までで一番良かったんじゃないかって思うくらいの最高のライヴができたと思うよ。こんなに遠い国でこうやって受け入れられるのは本当に嬉しいし、東京を離れてしまうのは本当に寂しいな。

-Willはどうでした?

Will Marr(以下:W):そうだな、これだけ離れた国に来てあれだけ多くの人の前で(昨日はライヴ会場は新木場スタジオコースト)ライヴをできるというのはそれだけで素晴らしいと思ったよ。俺たちは今までも結構な数のオープニングアクトを勤めてきたけど、例えばヨーロッパだとオープニングアクトの時はフロアに4~50人しかいなくて、メインアクトだけ観て帰るというオーディエンスがほとんどなんだ。でも日本では開場前にもかかわらず本当に沢山の人が並んでいてくれて、本当に感動したよ!

-日本に来ること自体も初めてなのでしょうか?また観光などには行きましたか?

W:日本に来たのは今回が初めてだよ。ツアー開始の2日前に日本に着いて渋谷を練り歩いてお酒を浴びるほど呑んだよ(笑)

J:びっくりしたのが渋谷のスクランブル交差点で信号が変わるたびに沢山の人が歩いて来たってことかな。本当にびっくりしたよ。

-ZEBRAHEADの来日公演のオープニングアクトに決まった経緯を教えてください。

W:経緯としてはお互いにSONY MUSICに所属しているということが一番の理由だけど、エージェントが僕たちのことを凄く気に入ってくれて良くしてくれていたんだ。前からSUMMER SONICに出たいという話をしていて、そういう兼ね合いもあって今回日本に呼んでもらえたんだ。ZEBRAHEADのオープニングアクトに相応しい凄いバンドがたくさんいると思うんだけど、今回僕たちが勤めることになって非常に光栄な気持ちだよ。

-ZEBRAHEADというバンドに対してどのような印象をお持ちですか?

W:一言で言うならとても優しいバンドだね。もちろんライヴも最高なんだけど、人間的にも非常に素晴らしいバンドなんだよ。

J:メンバーの一人一人が僕のところに直接挨拶に来てくれたりもしたんだ。ZEBRAHEADほど僕たちをやさしく迎えてくれたバンドは今までに居なかったし、本当に僕たちのフェイバリットバンドの1つに加わったよ!

-ILLSCARLETTを結成した経緯を教えてください。メンバーとはどのようにして知り合ったのですか?

J:もともと僕とAlexとSwavは幼馴染で高校まで一緒だったんだ。Willは地元は一緒だったんだけど、僕たちとは違う高校に行っていたんだ。

W:最初はずっとベースプレイヤーでJonny達とは違うバンドでプレイしていたんだ。で、なんどかILLSCARLETTと対バンすることがあって、ギターのポジションが空いていることを知ってギタープレイヤーに転身して加入することになったんだよ。

-それぞれの音楽的なルーツを教えてください。かなり幅広い背景をお持ちのようですが。まずはJonnyからお願いします。

J:僕は古い音楽が好きなんだ。ベタだなって思われるかもしれないけどBEACHBOYS、BEATLES、BUDDY HOLLYが大好きだね。あれほど最高な音楽が生まれた時代はないと思うし、あの時代の音楽が僕の音楽ルーツの原点だね。

-Willの方はどうですか?

W:母親がBEACHBOYSを大好きで、子供の頃にライヴに連れてってもらった思い出があるよ。これが俺が初めて観たライヴかな。それから80年代に入ってAEROSMITHなんかのハードロックを聴き始めて、90年代に入ってNOFX を聴いてPUNKに目覚めてNOFX辺りのバンドを聴き漁ってたよ。今はHIP-HOP、POPS何でも聴いてるよ。昔カナダにWARPEDツアーが来たときにみんなが絶対に観ないような小さな小屋でライヴをやってるインディーレーベル系のバンドのライヴを観ていたよ。

-アルバムについてお伺いします。レゲエとパンクがミックスされた音というと能天気なサウンドを想像してしまいますが、あなた達のサウンドは一貫してマイナーコードが多く、全体的にシリアスな趣ですよね。あなた達は最初からシリアスなサウンドコンセプト目指していたのでしょうか?それとも自然にそうなったのでしょうか?

W:一言で言うと、僕たちが大人になったからじゃないかな?2003~4年くらいは明るい曲も作っていたんだよ。マイナーコードが多くなってどこか暗い感じの曲が多くなったのは僕たちの成長の表れだと思ってくれていいよ。明るい曲が嫌いって言う訳じゃないんだ。ただ、なんて表現すれば良いのか、最適な表現が思い浮かばないけど明るい曲ってどことなくギャグっぽい感じに感じてしまうんだよね。お遊びみたいだったり、能天気な感じになってしまう、別にそれ自体を否定しているわけじゃないんだよ、でもそういう感じになるのが嫌なんだよ。そういう気持ちもあってこの4人が揃って曲を作るとマイナー調の曲が多くなるんだよ。でも次回のアルバムには明るい感じの曲も盛り込もうと考えているよ。

-「LIFE OF A SOLDIER」はとてもエピックで感情が爆発した素晴らしい曲ですね。この曲についてご自身で解説をお願いします。

W:そうだね。君が言ったようにこの曲は80年代のエピックなサウンドとアレックスのBON JOVI風な歌い方がマッチして出来た曲だね。実はこの曲のレコーディングはカナダではなくL.A.でやったんだ。「LIFE OF A SOLDIER」は今作が出来る本当に最後に完成した曲で、兵隊をコンセプトにした作品なんだ。

J:兵隊っていうのは常に家族と離れ離れで、戦場で戦いながらさらに一人で悩みや、葛藤なんかとも戦っている。この曲を作ったAlexがそのとき抱えていた、彼女を会えない寂しさや、売れないことへの焦り、様々なことから受けるプレッシャー、そんな様々な気持ちを兵隊に重ね合わせて感じている怒りを爆発させた曲なんだ。

-イルスカーレットは音楽と共に歌詞の面でも大変興味深いと思います。私は「FASION」が特に心に残ったのですが、この曲の歌詞は、あなた達から見てどう思いますか?

W:この曲の歌詞はカナダにいる僕たちのA&Rに対する反抗ソングみたいなものなんだ。というのもこのA&Rはいつも早く良い曲を作れってすごくケツを叩くんだ。その行為に対してAlexの怒りが爆発してこの歌詞と曲ができたんだ(笑)だから歌い方もすごく感情的だろ?歌詞も本当に彼に向けて書いたものなんだよ。

J:でも彼は僕たちに凄く良いことをしたと思うよ。彼のお陰でこんな良い曲が書けたわけだからね。(笑)

W:彼は自分の担当のバンドに良い曲を書かせて、自分の仕事をまっとうしたと思うよ(笑)

-曲はWillが一人で書いているのですか?

W:コード進行だったり、曲の構成を主に作っているんだ。Swavも作曲面では結構関わっているかな。Jonnyは2006年からこのバンドに正式加入したからあまり曲つくりには関わっていないけどメロディを作るのは凄くうまいよ。Alexは歌詞を書くことが天才的に凄いんだよね。だから結局は誰が作るというか全員で一つの曲を完成させているって感じだね。

-緑色を基調としたアルバムのアートワークがかっこいいですよね。このアートワークは誰が手掛けたものですか?

J:店頭に並んだときにどうやったら目立つだろうってレーベルが考えて今回のこのジャケットになったんだ。あの色は本当に目立つし、カナダではSwavのドラムセットも同じ色にしてあるんだよ。多分このジャケットをヘリポートに使ったらパイロットは一発で着陸地点を見つけられるだろうね。メンバーも全員のジャケットは気に入っているよ。

-ジャケットのあのキャラクターはメンバーが考えたのですか?

W:もともとドラムのSwavが芸術センスが優れていて、ファンにサインするときとかも絵を描いたりするんだよね。彼が思い描いたコンセプトを彼の高校の時からの友人に伝えて書いてもらったキャラクターなんだ。

-プロデューサーのMATHEW WILDERは素晴らしい人物だったそうですが、具体的にどのような面で勉強になりましたか?

W:彼は80年代にNO.1ヒットは飛ばしていた敏腕プロデューサーなんだ。それこそ、KEIIY CLARKSON、CHRISTINA AGUILERAなんかにも携わっていた人なんだ。彼は気持ちの良いところで満足せずに、限界まで行ける所行けといううようにバンドを追い込む人なんだ。追い込まれてなんとか限界の所まで行くと、さらに次の限界まで進めと言う様なかなりストイックな人なんだよ。ありきたりなエンジニアならカナダにもゴロゴロと居るだろう?ある程度で良いなら今すぐL.A.から故郷のカナダに帰りなと言うんだ。彼のお陰で自分たちの限界を超えることができたんだよ。本当に彼には感謝しているよ。

-次回作の予定は既に決まっていますか?

W:現段階では9~10曲くらいコードが完成している曲があるんだ。カナダに帰ったらさらに10曲くらい完成させて、来年の3月~5月にレコーディングをして9月にリリースできれば良いなと思っているから、楽しみにしておいてくれよ!

-ILLSCARLETTを聴いているキッズ達にどのような影響を与える存在でありたいと考えますか?

W:僕たちが言えることは誰かに言われたことをやるんじゃなくて、自分のやりたいと思ったことを一生懸命にやりなってことかな。人生は短いんだから誰かの言いなりになっている暇はないよ。

-今年ももう一か月で終わりですが、年末はどのようにして過ごす予定ですか?

J:個人の予定だけどSwavと一緒にNew Yorkに遊びに行こうと計画しているよ。

W:クリスマスにトロントで酔っ払いのバーテンダーとイケイケのおねぇちゃんを呼んで楽しいライブをやろうと思っているから、是非遊びに来てくれよ。

-有難う御座いました。


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