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INTERVIEW

PLAIN WHITE T'S

2008.12.31UPDATE

PLAIN WHITE T'S

Member:Tom Higgenson - (guitar / lead vocals)

Interviewer:MAY-E

-ニュー・アルバム「Big Bad World」を聴かせて頂きましたが素晴らしい作品ですね。「Hey There Delilah」が世界中でスマッシュヒットしたこともあり、より多くの人々に注目されるようになりましたが、そんな中、ニュー・アルバムの制作にあたりプレッシャーは感じましたか?

プレッシャーがあったとしたら、それはバンドの中から発生したものだね。僕らは努力家で、全ての事をキチンとやりたい性質だから、もちろん今回も過去最高のアルバムを目指したよ。聞く人を驚かせたかったし、最初から最後までファンが楽しめるものにしたかった。自分達にプレッシャーをかける事によって新しい事にチャレンジしたし、『これで良い!』って思うまで妥協せずに一曲一曲に取り組むことができたよ。

-思っていたよりも早くニュー・アルバムが届いて嬉しいです。制作期間はタイトなものだったのでしょうか?

うん、とてもタイトだった。日本ツアーから帰ってきて、カリフォルニア州マリブのスタジオに直行したからね。その2ヶ月後にはショーがブッキングされていたから、〆切りも絶対動かせなかった。もちろん、カリフォルニアでは散々パーティしたけど、アルバムに対する集中力は失わなかったよ。

-前作「Every Second Counts」でもプロデューサーを務めたJohnny K(DISTURBED、3 DOORS DOWN)を再び迎えていますね。Johnny Kとの仕事はいかがでしたか?

彼のことは大好きだよ!僕らと同じシカゴ出身で、とても上手くやってる。才能溢れるプロデューサーで、ニュー・アルバムにも素晴らしいアイディアを沢山提供してくれたよ。サウンドにライヴ感を与えてくれたと同時に、暖かみと親密さを出してくれたし、僕らの曲に対するビジョンを現実化してくれたんだ。

-キッズが夢中になるようなもっとモダンな音楽になるかな、とも想像もしていたのですが、そんなことはなかったですね。むしろ過去のどの作品よりもオールディーズ・ロックのテイストを感じます。具体的に目指したサウンドやアーティストがあれば教えて下さい。

インスピレーションを得る為に、沢山のクラシックレコードを聞いたよ。BEATLES、BEACH BOYS, Tom Petty, Peter Gabriel, Bruce Springsteen, U2...。僕はその他にも1950年代のコンピレーションを聞きまくったよ。At The Hop, Rockin' Robin, Hound Dog, Rock Around The Clockとか、そういうクラシックなロックンロール・ソングをね。音楽を祝い称える様なアルバムを作りたかったんだ。

-PANIC AT THE DISCOなどがクラシック・ロックを取り入れた理由の一つに「今のロック・シーンへの反動であり、そのシーンを変えるため」だと話してくれました。あなた方の場合は彼らと比べてもっとナチュラルではありますが、そこに理由を挙げるとしたら?

僕らの曲には50sや60sの要素が必ず入っているけど、そこにパンク・ロックなエッセンスも入れたいと思っているんだ。このアルバムはフレッシュなものにしたかった。皆と違う事をやって、ちょっと際立ちたかった。だから、曲自体に呼吸をさせて、ナチュラルなトリートメントをしてあげたんだ。全てをモダンなサウンドにするのではなく、ディストーションを小さくして、オーガニックなバイブスを目指したよ。

-アメリカでは既にリリースされていますが、アメリカはもちろん、世界中のファンからこのニュー・アルバムに対してどのようなリアクションがありますか?

他の国のファン達からのリアクションは、とってもポジティブだよ!MyspaceやHPには『ニュー・アルバムがすごく良かった』『いつ私の国にツアーに来るの?』という書込みを沢山もらったんだ!みんな、お気に入りの曲がバラバラな所がオモシロいんだよね。...アルバム全部が結構イイって事なのかな!

-純粋な恋愛の話ばかりですが、大人も楽しめる作品だと思います。あなた方のファンの年齢層は広そうですが、ニュー・アルバムでより広がりそうですね。

そう願うね!疎外される人が誰もいない様なアルバムを目指したから。シンプルで、ピュアで、率直なアルバムにしたかった。何才だろうと、どこの誰だろうと、リリックに共感してメロディを口ずさめるはずだよ。

-バスクラリネット、トロンボーンやメロディカなどを取り入れていますが、これらを取り入れた経緯を教えて下さい。

スタジオにいる時、ベースのMikeがebayにハマって色んな楽器を買いまくったんだ。何日かおきに小包が届いて、数時間の内にMikeは弾き方をマスターしちゃうんだよ!このアルバムには彼の新しい楽器を出来るだけ使いたくて、その結果、音楽的にすごくクリエイティブになものになったと言えるね。