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INTERVIEW

ALESANA

2008.10.23UPDATE

ALESANA

Member:Dennis(Vo) / Shawn(Gt/Vo)

Interviewer:MAY-E

-あなた方はそれまでTragic Hero Recordsの看板バンドでもあったわけですが、FEARLESS RECORDSに移籍を決めた理由は?

Dennis:Tragic Hero Records ってとても小さいレーベルなんだよ。FEARLESS RECORDSはTragic Hero Recordsと同じようなアプローチがあって、尚且つもっと大きなレーベルだから移籍を決めたのさ。俺たち自身も、もっと大きなレーベルに移る時期だとも感じたし。

-なるほど。日本にいると海外のレーベルの大きさとかは分かりにくい部分でもあるんですよね。

Shawn:そうかもしれないね。Tragic Hero Recordsが最初に契約をしたバンドが俺たちだったんだ。当時はまだ流通も良くないような本当に小さなレーベルだったけど、俺たちが成長していくのに合わせてレーベルもだんだんと大きくなっていったよ。今では素晴らしいバンドとたくさん契約する良いレーベルになってきたね。だけど俺らがでかくなりすぎたこともあって、彼らに俺たちはここでないもっと大きなレーベルに行くべきだって言われたんだ。Tragic Hero Recordsの人間とは今でも仲が良いよ。

-レーベル移籍後、曲作りにあたり何か変化はありましたか?

Dennis:一番大きな違いはプロデューサーがついたことだよ。それに、設備の整ったスタジオでレコーディング出来たのも嬉しかったな。ファースト・アルバムなんてKit Walter(Scapegoat)の自宅で録ったものだったし、特にボーカル・パートなんてバスルームで録ったんだからね。

Shawn:それだけ大きな環境の変化はあったけれど、FEARLESS RECORDSは俺たちを100%の力でサポートしてくれているし、アルバム制作中にも探りを入れたり注文をつけたりすることも全くなく、自由にやらせてもらってるよ。

-本作セカンド・アルバム「WHERE MYTH FADES TO LEGEND」にKit Walterは関わっていないのですよね。

Shawn:そう、前作までだね。

Dennis:でもバンド同士とても仲が良いよ。

-「WHERE MYTH FADES TO LEGEND」のリリースから少し経ちましたが、今のお気持ちは?

Dennis:うん、とても満足しているよ。自分たちのやりたかったことの全てをこのアルバムに出し尽くすことが出来て良かった。今もまだ興奮している。

Shawn:俺自身もいい仕事が出来たと思うし、他のメンバーもそれぞれの才能を十分に発揮できたと思う。今までと違ったのは、メンバー全員が楽しみながらレコーディングをしたってことかな。

-ALESANAの曲はどのような工程で楽曲が作られていくのか想像がつきません。メロディーとサウンドとを切り離して作っているようにも感じるのですが。

Shawn:楽曲を作るときは、最初にサウンドを作り上げてから、その後でメロディーとスクリーム・パートを組み込んでいって、最後に歌詞をつけるんだ。レコーディングをしながら曲を作り上げていくバンドも多いみたいだけど、俺たちの場合は各パートごとに作り上げていく感じかな。ドラムが入っていない段階ではボーカル・パートも作れないしね。

-アルバム1枚の流れがとてもきれいだなと感じました。個性のある楽曲を一枚のアルバムのまとめるのは大変な作業ではないですか?

Shawn:どちらとも言えないかな。実はアルバムにまとめる段階でカットしてしまった曲が数曲あるんだ。というのも、それらの数曲は「WHERE MYTH FADES TO LEGEND」の雰囲気に合わなかったからさ。このアルバムでは前後の曲が絡み合うように仕上げたかったこともあってね。

-アートワークにもストーリー性を感じますが、何をイメージしているのでしょうか?

Dennis:ブラザー・スクリームというおとぎ話の作者をコンセプトにしているんだ。ブラザー・スクリームのアートワークを担当している人に話をふってみたら、俺たちのアルバムを彼なりに解釈してくれて、こういうストーリー性のあるアートワークを仕上げてくれたんだよ。

-最近はスクリームをしなくなるバンドが増えていますが、ALESANAにとってスクリームは必要不可欠な要素ですか?

Dennis:もちろん!俺たちの音楽に一番大切なものといえばスクリームだからね。もうスクリームなんて止めれば?とか言われることもあったりするんだけど、スクリームがなくなったら俺たちは存在しなくなってしまうくらいに、スクリームは俺たちにとって重要なファクターだよ。