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INTERVIEW

ALL THAT REMAINS

2008.09.29UPDATE

ALL THAT REMAINS

Member:Phil Labonte

Interviewer:ムラオカ

-LOUDPARK07でのインタビュー以来、二回目のインタビューとなりますがよろしくお願いします。 CHILDREN OF BODOMとのジャパン・ツアーは体調不良により急遽キャンセルになりましたね?
話しづらいとは思いますがいったいどのような状況だったのでしょうか? 詳しく教えてください。

オレたちはすごくキツいスケジュールで動いていて、なんと日本に行く前日にレコーディングが終わったんだ。「終わった」って考えられた唯一の理由は、もう出発しなきゃならなかったから、とも言えたね。ただ不運なことに、オレの声がレコーディングのオーバーワークで疲労しすぎてしまったんだ。だから、これから永久に声がダメになってしまうかもしれないというリスクを冒すよりも、今回はキャンセルして、またもとのようにオレの声が戻るように治すべきだったんだよ。

-新たに仕切り直しで日本に来る予定はないのでしょうか?

来年の早い時期にまた行きたいと思ってるよ!

-それでは4作目に当たるニューアルバム「Overcome」についてお聞きします。 かなりの難産だったと思うのですが、完成した今の気持ちを教えてください。

とってもいい作品ができて、いい気分だよ。今現在のオレたちをとてもよく表現できたという感じだよ。
とても満足した曲がかけたよ。

-フィルのヴォーカルについていくつか質問いたします。 ヴォーカルのレコーディングにはかなり時間をかけたようですが、一番時間をかけてこだわった点を教えてください。

その通り。ヴォーカルには長い時間をかけたよ。いろいろたくさん試したし、もっともっとできただろうとも思うんだけど、時間がなかったんだ・・・。

-今までのあなたがたのアルバムの中で最もバラエティに富んだ作品ですね?まさに進化と成長を感じさせるアルバムだと感じました。この進化と成長はあなたのヴォーカリストとしての成長によるところが大きいのではないでしょうか?

まぁある程度はそうだね。でも、結局のところ、たくさんあるメタルスタイルの中から少しを選びだしてオレたちのものに作り上げたのは、バンド全体だと思うんだ。

-前回のインタビュー時にフィルはメリッサ・クロスの元でヴォイス・トレーニングをかなり積んでいると言っていましたが、今でもヴォイス・トレーニングは続けているのですか?

できるときにはやっている。彼女のところに行って一緒にトレーニングするのは大変なんだ。でも、問題や疑問点があるときには彼女のところに行って助けてもらうんだ。

-2曲目の「Two Weeks」や4曲目の「Forever In Your Hands」を筆頭にクリーンパート中心の構成は新しい試みですね?

そうだね。とても満足しているよ。強制的に聴こえないかどうか、曲があるがままに聴こえるかどうか、すっごく気を遣って時間をかけた。その結果にはすごく満足してるんだ。

-アコースティック・ギターが効果的に使われていますね? これは誰のアイデアですか?

オレたちはみんなアコースティック・ギターが大好きなんだ。MikeだったかOli Herbert (Gu)だったか確かじゃないけど・・・Mike Martin (Gu)が12弦のアコギを使いたがってたのは知っている。だから、OliとMikeの二人で、最初からアコギを使おうって計画を立てたんじゃないかな。

-メタルバンドのNEVERMOREのカヴァーを収録していますが、なぜNEVERMOREのカヴァーをしようと思ったのですか?

この曲もバンドも大好きだからさ。オレにとってはすっごくいいアイディアに思えたんだ。

-また最近あなたがたが気に入っているバンドがありましたら教えてください。

たくさんあるよ。最近ではAUTOMATIC LOVELETTERだ。アメリカのロック・バンドさ。PARAMOREやFALL OUT BOYもいいね。オレが好きな新しいメタルの音はあんまり最近聴いてないんだ。UNEARTHが新譜を今年出すっていうのは知ってるよ。オレは大好きで、ちょっと聴いたけど、素晴らしかったよ!!

-アルバムにゲスト参加しているミュージシャンはいますか?

いや、オレたちだけですべて行ったよ。

-歌詞の面ではどういった内容のものが多いのでしょうか?

オレの人生に起こっていることさ。誰にでもいいことと悪いことはあるもんだけど、オレは、自分が体験した辛い経験などを音楽を通して語っているんだ。