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KILLSWITCH ENGAGE | 激ロック インタビュー

KILLSWITCH ENGAGE:Mike D’Antonio(Ba.) / Justin Foley(Dr.)

インタビュアー : ムラオカ

KILLSWITCH ENGAGE

-アルバム「As Daylight Dies」を2006年末にリリースしてからだいぶ経ちましたが、今振り返ってこのアルバムをあなたがた自身はどう評価しますか?こうすれば良かったという点はありますか?

Mike D’Antonio(以下M):「As Daylight Dies」を作ったときは、時代をすごく捉えていて最高の作品だとみんな思っていたよ。まぁでも今改めて聴くとあそこはもっとこうすれば良かったなと思う部分がたくさんあるけどね。まぁそれはしょうがないよ(笑)

Justin Foley(以下J):そうだね。ツアーでずっとこのアルバムの曲を演奏していて俺ももっとこうした方が良くなったなと思いながらプレイしていた部分もあったよ。今度作るアルバムに関しては一年くらい時間を掛けてじっくりと創り込みたいね。現実的に一年掛けるのは難しいけどね。でも本来はそれくらいしたいと思っているよ。

-初期のサウンドはハードコア色が強いサウンドでしたが、「As Daylight Dies」ではハードコア色はだいぶ薄れ、その代わりにハワードのクリーンボーカルを中心に聴かせる曲が増えましたね?

M:それはやはり新ボーカルとしてハワードが加入したことが一番大きいね。ハワードのボーカルは本当に幅が広くて様々な色を出せるんだ。それにスタジオで録音した曲を100%に近い形でライブで表現できることも判っていたから、それならよりハワードのボーカルが生きる曲を作ろうってなったんだ。

J:「Alive Or Just Breathing」の頃から今現在の曲のスタイルへの種はあったんだよ。それがハワードが加入したことによって一気に花を咲かせたって感じかな。

-あなたがたは作品をリリースするごとに少しずつオーソドックスなメタルサウンドに近づいていっていると感じていますが、それはあなた方の趣向の変化から来るものなのでしょうか?

M:趣向の変化というよりは自分たちが始めに影響を受けた音楽(オーソドックスなメタル)が表れてくるというのはごく自然なことなんだと思うんだ。だから意識してそうしている訳じゃないんだ。ただ常に自分たちが影響を受けた音楽を超えられるように努力は欠かしてないよ。常に挑戦をしているんだ。

-少し前までたくさんのメタルコアバンドがデビューをしたりアルバムをリリースしていましたが、最近はあまり目にしなくなってきました。メタルコアシーンが盛り上がるきっかけとなったあなたがたから見てこの現在のシーンの状況をどう思いますか?

J:確かに一つのシーンというのは様々な波があって、浮き沈みがあるものだと思うんだ。今現在のメタルコアシーンがどういった状況にあるか詳しくは判らないけど、その1つのシーンを巧く表現できるバンドは必ず売れると思うし、シーンが衰退していっても生き残ることができると思うね。

-メタルコアに変わってスクリーモバンドがシーンに溢れ返っていますがあなたがたはスクリーモバンドを聴いたりしますか?また気になるスクリーモバンドはいますか?

M&J:うーん・・・(二人ともかなり困った表情)

M:AS I LAY DYINGが大好きなんだけど彼らはスクリーモバンドなのかな?

-そうですね。少なくとも日本ではメタルコアバンドの括りに入っていますよ。

M:そうなんだ。なんだかジャンル分けって本当に難しいよね(笑)

J:UNDEROATHは?メタルコア?それともスクリーモ?

-UNDEROATHはスクリーモですね。

J:じゃあUNDEROATH!彼らは良く聴くし好きだよ!

-判りました(笑)有難う御座います。では次の質問に移りますね。あなたがたのアルバムはプロデューサーとしても名高いメンバーのアダム自身が行っていますが、バンドの外の意見を取り入れるため外部のプロデューサーに依頼しようと思ったことはありませんか?

M:実は外部のプロデューサーに仕事を依頼しようと思ったこともあったんだ。でもアダムは優秀なプロデューサーだし、すごく良いビジョンをもった人間なんだ。だからずっと彼にプロデューサーをやってもらっている訳だけど、彼を起用する一番のメリットは気心しれた仲間だっていうことなんだ。彼に自分が思っていることを伝えるのに何の苦痛も障害もないし、メンバー全員の考えていることを判ってくれるんだ。だから作業がとてもスムーズで、まるで自宅のソファーでくつろぎながら仕事をしているみたいな気分になれるんだ(笑)だからうまく行っているものをリセットして再構築する必要はないんじゃないか?というのがメンバー全員の意見なんだ。

-そうですか。ではやはりアダムをプロデューサーに起用するのは彼の才能を全員が認めているということなんですね?

M:アダムに才能なんてないよ(笑)

J:(爆笑)

M:まぁそれは冗談なんだけど。さっきも言ったけど彼はすごく良いビジョンを持っているんだ。それにメンバーやバンド全体のこともすごく理解しているし、どうすればもっと良くなるかということをすごく判っているから、彼と組んでやるのが最善の策だと思っているよ。

J:他のたくさんのバンドから彼のプロデュースを求める声が挙がっているんだ。だから俺たちだけでなくたくさんの人にプロデューサーとしての才能を認められているんだろうな。それに彼はレコーディングの現場を和やかな雰囲気にさせる力も持っているしね。

-判りました。有難う御座います。では、すでに次のアルバム制作は進んでいるのでしょうか?もし進んでいるのであれば次のアルバムの方向性やどんな感じになるかヒントを教えて下さい。

M:もう二年近く同じ曲をプレイし続けているから、早く新しい曲をライブでやりたいという気持ちはあるよ。メンバーの中で俺だけデモ音源を作っているんだけど、今現在できている曲は速いテンポのものばかりだよ。

J:Mike以外はまだデモも作っていない状態ではあるんだけど、みんな曲のアイディアは浮かんでいるみたいだね。だからアルバムの方向性とかは全然決まってないよ。

-ベーシストのマイクに質問です。「As Daylight Dies」のジャケットのアートワークも今まで通り手懸けていますね? このアートワークの訴えるものとはなんでしょうか?

M:このアートワークは暗さと明るさを象徴しているんだ。あと、人の顔と骸骨というのも表と裏、すなわち陰と陽を表しているんだ。アルバムが完成して、ジャケットデザインを考え始めたんだけど、全くといっていいほどアイディアが浮かばなくて苦しんでいたんだ。今回は外部のデザイナーに頼もうかとも考えたんだけど、メンバーがもう少し時間を掛けてゆっくり挑戦してみなよって言ってくれて、ようやく完成したデザインなんだ。

-あなたは今までたくさんのバンドのアートワークを手懸けていますがその中でも特に気に入っているものがあれば教えて下さい。

M:ないね。(即答)

J:こいつは自分のバンド以外の仕事は金のためにやっているから気に入るも、気に入らないもないだよ(笑)

M:(笑)最近手掛けたものでALL THAT REMAINSのDVDのアートワークをやったんだけど、それの仕上がりには結構満足しているよ。

-ではKILLSWITCH ENGAGEの自分で手掛けたジャケットの中ではどれが一番お気に入りですか?

M:うーん・・・(かなり困った表情で悩む)

-ではJustinは?

J:俺は・・・そうだな・・・(少し考えてから)2000年にリリースしたファーストを2005年に再リリースしたんだけど、そのときデザインはそのままで色を白っぽいものに変えたんだ、それが一番好きかな。

-なるほど。あなたはもともとハワードも以前に加入していたBLOOD HAS BEEN SHEDに在席していましたが、ハワードがBLOOD HAS BEEN SHEDを脱退してからも彼とは連絡を取り合っていたのですか?

J:そうだね。ハワードがBLOOD HAS BEEN SHEDを脱退してからも連絡は取り合っていたよ。俺が脱退してKILLSWITCH ENGAGEに加入しからも彼らとは二回ほどツアーをしたことがあったんだよ。あと、実はBLOOD HAS BEEN SHEDの再結成を考えているんだ。

-そうですか。ではやはりハワードに誘われてKILLSWITCH ENGAGEに参加することになったのでしょうか?

J:ハワードに直接誘われた訳ではなく、彼が俺を腕の良いドラムが居るってバンドに紹介してくれたんだ。その繋がりがあって前任のドラマーが辞めるときに俺が候補に挙がって、一緒にジャムをする機会があったんだ。で、一回ジャムってみたらすごくいい感じだったのでそのまま加入っていう流れになったんだ。

-なるほど、そうだったんですね。ではあなたがたリズム隊がライブにおいて最も大事にしていることを教えてください。

M:そうだな。アダムを無視することかな(笑)

J:(笑)メタルに関してはリズム隊はドラムとベースだけじゃなくギターもリズム隊の要になっていると思うんだ。だから俺がライブでプレイするときはベースとギターとしっかりとリズムを合わすように心掛けているよ。

-メンバーはアダムのステージ衣装のことをどう思っているんでしょうか?

M:めちゃくちゃ可笑しいのもあるよ(笑)

J:日本だけじゃなく世界中のどの国でプレイするときも変な格好でやってるんだ。だからメンバーは彼の衣装については完全にノータッチだね。

-日本で彼の衣装はウケてますよ。

J:本当に?(笑)

M:信じられないよ。でも今日もすごい衣装を用意しているよ(笑)

-期待してます(笑)今回大阪、名古屋とツアーをこなしてきましたが、いかがでしたか?

J:初日の大阪公演のときに最前列にいた観客が名古屋公演のときにも最前列にいたんだ。で、メンバーみんなで熱心なファンがいるなぁって言ってたんだけど、さっきここ(渋谷O-EAST)に来る前にその人たちと出くわしたんだ。だからみんなでライブ会場は違うけど観に来ている客はみんな同じなんじゃないか?って言っていたんだよ(笑)

-そんことがあったんですね(笑)ところでMike、すごい可愛いTシャツを着てるけどそれはどこで買ったんですか?(前面にひらがなで「おとしぶた」と書いてあって背中には豚の絵が描かれている)

M:ああこれ?(Tシャツを指差しながら)東急ハンズで買ったんだよ、いいだろ?(かなりご機嫌な様子)

-大阪?それとも名古屋?

M:大阪の東急ハンズ。他にも欲しいものがたくさん売ってたんだけど今回はこれだけにしておいたよ。

-あなたがたはメタルバンドの中でも最も日本によく来ているバンドの一つですが、初めて日本に行くバンドに「これはいいよ!」とおすすめしたいことはなんでしょうか?

J:できるだけすべて見ておいた方がいいと思うよ。日本は本当に見るところが多くて見ておかないと後で後悔すると思うよ。

M:日本にまだ二、三回しか来たことが無かった時は本当に足が痛くなるまで色んなところを歩き回ったよ。でもそれくらいして観光をした方がいいってことをアドバイスするよ。それくらい面白い国ってことさ。あと、お寿司も大好きだしね。露店で売っているたこ焼きも好きなんだ。

-インタビュー有難う御座いました。


KILLSWITCH ENGAGE As Daylight Dies

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