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JIMMY EAT WORLD | 激ロック インタビュー

JIMMY EAT WORLD:Jim Adkins (Vocals, guitars) / Tom Linton (Guitars, vocals)
Rick Burch (Bass) / Zach Lind (Drums)

インタビュアー : MAY-E

JIMMY EAT WORLD

-応援ソングでもあるシングル曲「ビッグ・カジノ」をはじめ、アルバム「CHASE THIS LIGHT」に勇気をもらったというファンもたくさんいたでしょう。

Jim(以下、J):うん、とてもリアクションをもらっているよ。僕らは曲を書くときに、周りからどういう反応をもらえるのかを考えずに曲作りをしているんだ。そういう曲作りのプロセスがいい結果を生むんじゃないかと思っている。どちらかといえば自分たちが聞きたい曲や好きな曲だけを書いているんだ。僕らの曲を聴いて、いい反応を示してくれるのはとても嬉しいけど、あまり人に好きになってほしいと思って曲を書くわけではないんだよね。

-「Here It Goes」の80年代風のメロディーと女性コーラスは新鮮ですが、聞きたい曲を書くというのはこの曲にも表れているのでしょうか?

Zach(以下、Z):「Here It Goes」は確かに僕らがいつも書いている曲とはちょっと違うよね。ああいう曲ももちろん好きだよ。僕ら4人は色んな音楽を聴いてきて、それぞれ違った影響を受けているんだ。「Here It Goes」は、そういう影響から入り込んで作った曲だとも言えるよ。納得しない曲や嫌いな曲は出さないからね。他のバンドでああいった曲が聞けるとすごく気分がよくなるから、実際に僕らもやってみたんだ。全く違う曲を書く作業って、とても楽しいんだよね。いいものはどんなサウンドでも挑戦すべきだと僕は思うんだ。

-では、もしJEWらしくない曲が出来てしまったとしたら、JEWらしくないからと、お蔵入りになったりすることもあるのでしょうか?JEW節ともいえる蒼いメロディーと疾走感はいつの時代も変わりませんが、それはファンが求めているJEWを意識してのことなんでしょうか?

J:僕らは、常に一歩先の音楽をやろうと思っているんだ。「これ、この前に作った曲と変わらないじゃないか!?」って思ったら、それは違うと思うんだよね。「これはちょっと違うんじゃないか?」っていう、少しひねりがかかっているくらいほうが絶対にいい曲になるんだよ。僕らは常に新しい音楽にチャレンジしていきたいんだ。だけど、自分たちがやりたい音楽や好きな音楽は決まっている。そんな僕ら4人が集まって曲を練習していく中で、全く違ったような曲が生まれることはないと思っているよ。

-なるほど。「新しい音楽にチャレンジしていきたい」と仰っていましたが、これから具体的にチャレンジしたいことはあるのでしょうか?

Z:僕らの目標は「シンプルであること」なんだ。より良いライブバンドでありたいし、自分たちのアルバムに誇りを持てることが一番大切なんだよね。近い目標としては、まず今晩いいライブをすることだね。そして、次に新しいアルバムを作るときには、自分が興味の持てる音楽を作って、30年後に聴いても「これは最高な作品だよな」って自分たちが思えるアルバムを作りたい。目標ばかり考えていても、それは無駄なことなんだ。目標よりも、今の状況にどれだけ満足するかってことが大事なんだよ。今の自分たちに満足をすること、そして自分たちのベストを尽くすことの方が大切だと思っているよ。

-JEWのサウンドは、悲しみや怒りなどの負の感情をポップなメロディーに乗せていますよね。前作「フューチャーズ」に比べ、またこの感覚が「CHASE THIS LIGHT」で戻ってきたようにも感じたのですが、「フューチャーズ」との製作にあたっての相違点などはありましたか?

Z:今回のアルバムは僕らの家にあるスタジオで製作したんだ。だから、いつもよりリラックスできたし楽しくやれたよ。いつまでに終わらせなくてはいけないっていう締め切りがなかったから、時間に追われることもなかったんだ。それが曲にも現れているんだと思う。僕らの曲には、歌詞は悲観的でもサウンドはポップだという相違面が確かにあるよね。それって、より曲に多様性を与えると思うんだ。

-このような歌詞は、実体験を元にされているのですか?

J:歌詞を書くのに決まりごとはとくにないんだよね。実体験を元にしたものもあるし、部分的にそうなものもある。また、実際に経験したことを違う視点からみて別のアプローチをしたらどうなっていたんだろう?って想像しながら書いたものもあるし、全くキャラクターに成りきって書いたりすることもあるんだ。

-アルバム「CHASE THIS LIGHT」のアートワークは、前作と違って華やかですね。

Rick(以下、R):うん。収録曲が決まりつつあったときに、この作品はいつもよりアップビートな曲が多いことに気づいたんだ。だからアートワークもサウンドの方向性にあったものにしようと探し始めた。僕らのイメージしていたものは「パっと見て忘れられない、明るくて印象に残るもの」だった。前作は白黒だったから、それとは全く違うものにしたかったんだよ。で、色々なアートワークの見本が届いたときに、あのアートワークを一目見ただけで気に入って「これにしよう!」ってすぐに決めたんだ。

-長くバンドをやっていると、誰かがソロ活動を始めたりするバンドも少なくないですが、JEWはそのようなことはありませんよね。例えば音楽的な方向性の話で衝突して喧嘩になるようなことはあったりするのですか?

R:喧嘩はしないけど、色々とディスカッションはするよ。まぁみんな古い友達だから、ちゃんとした話し合いをすることができるんだ。

J:ただひとつ僕が納得いかないのは・・・Rickが歌いたがることだね。そうだろ?

一同:笑

J:アバンギャルドで、あまりにもぶっ飛んでる歌詞なんだよ!(笑)

R:苦笑

-(笑)10年以上、変わらずバンドをやっていく秘訣ってなんでしょうか?

Z:う~ん、他に面白いことがないからかなぁ(笑)

一同:笑

-あなた方のように長く活動しているバンドの一つにSAVES THE DAYなどがいますが、彼らと交流があったりしますか?

Z:うん。そんなに親しいわけじゃないんだけど、一緒にツアーもしたことがあるし、彼らのことは最高のバンドだと思っているよ。彼らも僕らのように色んなレーベルを転々として、色々なことを経験しているバンドだからね。それを乗り越えて頑張っている彼らの姿を見るのは、とても嬉しいよ。

-共感を覚えるアーティストっていますか?

Z:共感とは違うかもしれないけど、とても刺激を受けたバンドといえば、やっぱりFUGAZIだね。彼らは観客を尊敬し、大切にしているんだ。最高のバンドだよ。楽しくライブをやる姿勢にも尊敬している。そういう姿勢を、僕らは参考にしていきたいと思っているよ。

-なるほど。

Z:あ、誤解をしないでほしいんだけど、僕らは決してFUGAZIと同じレヴェルに立っているということではないよ!彼らを尊敬しているということなんだ。僕らは彼らの足元にも及ばないと思っている。僕達はすごいって言っているわけじゃないから、間違えないでね。

-ですが、JEWに影響を受けてバンドをはじめたり、JEWを目標にしているバンドも数多いですよね。

J:僕らを目標にするだなんて、それは目標が低すぎるよ(笑)

一同:笑

J:だけど、そう言ってもらえることはとても嬉しいよね。何かのバンドにあこがれて、応援する気持ちは自分達も経験してきているから。だけど、僕らはそんな存在じゃないよ~。

-そうでしょうか。若いアーティスト達から「JEWを目標にしている」と言われたことはもちろんありますよね?

Z:うん、確かにそう言われる事もあるけど、単にこの世界に長くいるからってのもあるんじゃないかなぁ。だけど、それで鼻を高くすることは絶対にないよ。

-「SWEETNESS」がアサヒ・スーパー・ドライのCM曲に抜擢されましたね。CMは、もうご覧になりました?

一同:まだだよ~!

Z:早く見てみたいなぁ。

-ラジオ局へのリクエストが急増しているそうですよ。

一同:オォー!

J:本当に?それは凄いや!

Z:ビール片手に酔っ払ったやつがリクエスト電話してるんじゃないの?(笑)

R:イエーイ!なんて言いながらね!

一同:爆笑

-そのSWEETNESSと同じくらい、私にとってはLucky Denver Mintもアンセムなんですが、今日はアルバム「Clarity」からもたくさんプレイしてくれますか?

Z:もちろんだよ。Lucky Denver Mintはどうなるか分からないけど、昔のアルバムからもやる予定だよ。僕ら自身もこのツアーは本当に楽しんでやっているんだ。年末から新年にかけてこのセットリストでまわっているんだけど、中には7年前以来ずっとライブでやっていなかった曲なんかもあって、久しぶりに演奏するのに練習しなくちゃならない曲なんかもあったくらいさ。

-04年に日本の二大フェスの一つであるフジロックに、07年にパンクスプリングに出演されましたが、残るはサマーソニックですね?

Tom(以下、T):そうだね。まだ予定はぜんぜん決まっていないんだけど、ぜひサマーソニックにも出演してみたいよ。

-今はマイスペースなどがあり、世界中のファンとコミュニケーションを取れるようになりましたが、日本のファンからもたくさんメッセージをもらうこともあるのではないですか?

Z:うん。たくさんのメッセージをもらっているよ。さっきもマイスペースをチェックしていたら、日本のファンからメッセージがまた届いていたしね。アリゾナ出身の僕らが日本にも来れるなんて本当に感謝しているよ。

-何度も来日しているので、誰にも教えたくない日本でのお気に入りのスポットなどあったりするのではないですか?よければ、こっそり教えてください。

Z:日本に来たら必ず行くレストランがあるんだ・・・名前はなんだっけ・・・

J:えぇっと・・・田舎家(※六本木の炉端焼きのお店)だ!

Z:そうそう!田舎家!クレイジーなお店だよ!

R:あんなお店はアリゾナにないからね。

T:うん。本当に美味しいお店なんだ。

-逆に、日本の苦手なことってありますか?

R:表札が読めないことだね。なんて書いてあるか全く分からないから、全然リラックスして歩けないんだよ~。


JIMMY EAT WORLD Chase This Light

related site:

http://www.jimmyeatworld.com/
http://www.myspace.com/jimmyeatworld


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