48MAY | 激ロック インタビュー 


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48MAY | 激ロック インタビュー

48MAY:Jon Austin(vo/gt)

インタビュアー : MAY-E

48MAY Official-Site

48MAY

-日本デビューおめでとうございます!まずは、今のお気持ちを聞かせてください。

ありがとう!日本でアルバムをリリースできるのが本当にうれしいよ。地球の裏側にいる人たちが俺達のアルバムを聴いてくれるなんて不思議な感じだね。とても光栄なことだと思ってるよ!できるだけ早いうちに日本でステージに立ちたいと思ってるよ。

-日本にどんなイメージを持っていますか?

俺達は誰も日本へ行ったことがないんだ。ニュージーランドからだととても遠いからね・・・。
「ロスト・イン・トランスレーション」などの映画を観たりとかYouTubeで「人間テトリス」ゲームを見たりとかでしか日本のことを知らないんだ・・・。俺達の友達ではSTERIOGRAMが日本でプレイしたことがあるけど、彼らから聞いた日本での話はおもしろかったよ。日本の人たちは本当に音楽を愛していて新しいバンドやアーティストを快く受け入れて応援してくれるんだね。とても素晴らしい国民性だと思うよ。

-アルバム「Streetlights & Shadows」を聴かせて頂きました。冒頭の「Pulling Teeth」はスリルと躍動感が味わえる曲で、大変気に入りました。

"PULLING TEETH"を気に入ってくれてうれしいよ。俺も好きな曲だしね。この曲のデモを作っていたときは、妹を呼んできて曲のオープニングの女性ボーカルパートを歌ってもらったんだ。その後、アルバムのレコーディングではニュージーランドで評価の高い女性ソロアーティストKIMBRA JOHNSONをゲストボーカルに迎えたんだ。妹は本番の曲で歌うことができなくて少しがっかりしていたと思うけど、"NERVOUS WRECK"という曲の女性ボーカルパートで参加することができたんでとても良かったと思ってるよ。

-イントロの女性コーラスがシアトリカルな楽曲により深みを与えてくれていますが、この女性コーラスは誰のアイデアですか?

俺は1930年代, 1940年代の音楽がずっと大好きで特に偉大なアーティスト達のバックコーラスを務める"DO-WOP"ガールズが好きなんだ。本当は曲にそういうのを取り入れたかったんだけどそれに合うような曲を作ることができなかったんだ。前もって数週間前にレコーディングしてあった曲のアイデアの中からあれこれやってるうちに"PULLING TEETH"ができあがったんだ。アルバムのオープニングにふさわしい曲だなってすぐに思ったんだよ。

-アルバム要所に見受けられる多彩なアレンジが良いスパイスになっていますが、このアルバムで初めてチャレンジした事はどんなところですか?

Hookがアルバムをプロデュースしたんだけど、彼の果たした役割はなくてはならないものだったよ。俺のアイデアを本当に上手く受け入れてくれてダイナミックなプロデュースワークと素晴らしいアレンジを施してくれたんだ。スタジオで一緒に作業していたときに、僕が出したアイデアを曲に仕上げようと何時間も試行錯誤したりしてね。そうやってできた曲のいくつかはとても良いものになったけどほとんどは上手くいかなかったな。特に俺が楽器にバンジョー(※カントリー音楽やブルーグラスで使用される撥弦楽器)を取り入れたいと言ったときは彼はあまり気に入ってくれなかったね。(笑)

-「BIG SHOCK」では「彼女は僕を愛していない」という恋愛のショックが歌詞になっていて、それがセクシーなグルーヴ感とよくマッチしていますね。

"BIG SHOCK"はライブでプレイしていてとても楽しい曲の一つだね。みんなに踊ってもらうには最適な曲だしね。ドラムスのStanはリズムとグルーヴに対しては素晴らしいセンスを持っているし、16ビートのディスコスタイルが好きだからこの曲はとても良い曲に仕上がったんだよ。

-「Light Up The Dancefloor」のようにタイトルに「ダンスフロア」と入っているものがありますが、やはり皆さんダンス・ミュージックを好んで聴いたり、作ったりしていたバックグランドがあったりするのですか?

"LIGHT UP THE DANCEFLOOR"は元々もっとテンポが速くてロックな感じの曲だったんだ。ある日スタジオで作業していたら、Hookが「アルバムの中に無伴奏の男性四重唱の曲を入れたいんだけど」って言ってきたんだ。次の日になって彼はオリジナルの"LIGHT UP THE DANCEFLOOR"を完全に解体して別物にしてしまったんだ。俺は最初はとてもがっかりしたんだけど、レコーディングしてみて彼の作ったバージョンの方が優れていると渋々認めざるを得なかったよ。

-「THE END」での、アートワークと連動したプロモーションヴィデオに感動しました。とてもドリーミーな仕上がりのCGアニメーションですね。

"THE END"はニュージーランドでは俺達にとって7作目のPVなんだけど、以前のようにパフォーマンスしている姿を映しているPVをじゃなくて、全く違ったPVを作ることにしたんだ。Hookはベルギーにいるアニメーターと話を進めて彼に俺達の曲を送ってこのPVのアイデアを出してもらったんだ。できあがったPVを見たときはみんなビックリしていたよ!アルバムジャケットのアートワークを手掛けたのは、同じく"THE END"のPVを手掛けた人なんだ。彼の名前はALEXIS VAN DER HAEGHEだよ。

-あなた達の曲にはヘヴィネスとポップネスの両方が存在し、リズムとビートが印象的なダンス・ロックから、ドリーミーなバラード曲まで、一枚のアルバムで様々な表情が伺えますよね。どの曲においても、メロディーはもちろん歌詞にも胸を打たれます。バンド内の主なメロディーメーカーは誰ですか?また歌詞は誰が書いているのですか?

大抵は、俺が曲や詩の骨格を書いてるんだ。その後、みんなでジャムセッションしてそれぞれの曲に何ができるのかを見極めるんだ。Hookと俺は長い間共に作品を作ってきているから彼は俺の作ったものを見て聴いて要らないところを削ったり編集したりするのはお手の物なんだよね。彼は曲が気に入らなかったりしたらそのことを遠慮なく俺に言ってくれるし。俺はその言葉を聞いても耐えてるんだけどね。後で寝るときに一人で泣いてるんだよ。(笑)

-恋愛がテーマの曲が多いようですが、歌詞を書くときにどんなことにインスパイアされるのでしょうか?実体験が多いのですか?

今回のアルバムは作るのにかなり苦労したんだ。俺の両親がちょうど離婚したりして俺達はそれぞれの生活の中でひどい目に遭っていたんだ。1stアルバム"THE MAD LOVE"がヒットした後だったからそれよりも良いアルバムを作らなきゃいけないと思っていたけどアルバムを作ることに心を打ち込むことができなかったんだ。バンド活動以外のところであまりにも多くのことをやらなきゃいけなかったから。それでもある日ギターを取り出して自分が感じている物事から曲を作ろうとしたんだ。"CAR CRASH WEATHER"という曲を30分ぐらいで書き上げてからは少し楽になれたよ。それで自分自身の問題を曲の中に取り入れることに決めたんだ。このアルバムの曲はどれも俺が胸の中から消し去りたい瞬間や体験を切り取ったものなんだよ。それは俺にとって本当に大切な感情浄化のプロセスだったんだ。

-皆さん、どのような音楽を聴いて育ってきたのですか?

俺の父さんはとあるバンドでプレイしていたんだ。母さんはいつも新しい音楽を探求していて俺は1970年代のロックやジャズを聴きながら育ったんだ。あと俺はAEROSMITHの大ファンだよ。Hookはポップなものが好きでDEF LEPPARDやFOO FIGHTERSが好きみたいだよ。Shanはファンクミュージックが好きでINFECTIOUS GROOVESやPARLIAMENTが好きみたいだよ。StanはTHE MARS VOLTAみたいなプログレッシヴロックが好きみたいだよ。

-バンドをはじめるきっかけになったアーティストを挙げて下さい。

最初は自分達が大好きなことを楽しみながらやっているようなバンドにとても影響を受けたよ。SUM 41, THE USED, FINCHとかね。その後は少し影響を受ける対象が変わって、良いメロディーを作るアーティストが大好きになっていったよ。曲や詩を作る立場としては、THE STARTING LINEのKen, MUSEのMatt Mellamy, KAKI KING,RYAN ADAMSなどを尊敬しているよ。

-バンド名は地元にある「48 May Street」から取ったそうですね。どんな街なのですか?簡単に地元の紹介をお願いします。

俺達はみんなハミルトンという街の出身なんだ。ニュージーランドで2番目に大きな都市で子供が育つにはとても良い場所だよ。公園や森林がたくさんあって街の真ん中をニュージーランドで一番大きな川が流れているんだ。いろんなことをやるのに十分大きな街だけど、友達と仲良く付き合っていくのに十分コンパクトな街でもあるんだよ。あと、世界最大級のサーフィンのビーチがあるんだよ。「ロード・オブ・ザ・リング」という映画があるよね。あの映画の風景からドワーフやエルフや大きな目玉のついた城なんかを取り除いたものを想像してみて。大体ハミルトンはそういうような風景をしているんだ。でも、残念なことに12年前ぐらいにローラースケート用のリンクが壊されてなくなってしまったんだ。そのことは今でもとても残念だね。今はローラースケートの練習をするところがないんだ。でも、そんなところ場所がなくても他にもいろいろとあるから君達の興味を失わせることはないと思うよ。是非こっちに遊びに来てほしいよ。なんだか俺が不動産業者みたいだな。(笑)

-ニュージーランドのロックのコミュニティはどんな風に盛り上がっていますか?

ニュージーランドの音楽シーンはどんどん大きくなってきているよ。昔は新人バンドたちはライブをすることができなくて金曜日と土曜日に大御所のバンドだけがライブをするっていう感じだったんだ。でも今は地方のクラブでも毎晩のように新人バンドたちのパフォーマンスを見ることができるのが普通になってきているよ。あと、オークランドに"VECTOR ARENA"っていう大きなスタジアムができたんだ。みんなそこのステージに立つことを目標としているんだ。

-その中でも、特に親交のあるアーティストは?

ニュージーランドの音楽シーンはそんなに大きくないからたくさんのバンドと交遊があるよ。その上音楽のジャンルに縛られることがないのは良いことだね。 FAST CREWやPNCなどのヒップホップ勢やSUBTRACTやBLINDSPOTTなどのメタルバンドとも交遊があるよ。一緒にツアーを回ったバンドではSTERIOGRAM,GOODNIGHT NURSE, FALTERなんかと仲が良いよ。

-今、メンバー皆さん何歳ですか?

Hookと俺は26歳。Stanは24歳だよ。Shanはもうすぐで28歳になるんだ。

-シンプルプランやパニック!アット・ザ・ディスコのインターナショナルツアーのサポートを努めてきたそうですが、彼らとステージを共にしてみていかがでしたか?

とても素晴らしいツアーだったよ。数千人の人たちの前でプレイしてその人たちが一緒に歌ってくれるのを聞けるなんて本当にたまらなかったよ。俺はPANIC! AT THE DISCOのアルバムがとても気に入っていたから一緒にツアーを回ることになったと聞いたときは本当にうれしかったんだ。

-デビューアルバム「The Mad Love」は、Lost ProphetsやManic Street Preachers を手掛けた事のあるウェールズで名高いプロデューサー、Greg Haverが手掛けたそうですが、彼と出会ったきっかけは?

ニュージーランドで行われている"RESONATE"っていう音楽セミナーで彼と出会ったんだ。みんな彼に曲を提出して彼がレコーディングしたいと思った曲を選ぶんだ。俺はちょうど政府からの奨励金をもらうために1stシングル"FIGHTBACK"のデモ音源を提出していたんだけど、彼の元にもその音源が送られていたってことは知らなかったんだ。それで次の週に"NEW ZEALAND ON AIR"ってところの局長から電話があって、GREG HAVERがレコーディングしたいと言ってきていると聞いたんだ。俺達はバカみたいにそれがどれほど大きなことか 分かってなかったんだ。実際一度断ったんだよ!(笑)幸運にも、"NEW ZEALAND ON AIR"から何度もお誘いがあってようやく俺達は承諾したってわけ。Gregは一緒に仕事してみてすごい人だなって思ったよ。レコーディング中ずっと冗談のように彼に俺達の1stアルバムのレコーディングのために戻ってきてくれって頼んでたよ。(笑)彼は作業に没頭すると本当に熱心だったよ。でも、俺達はレコード会社と契約してなかったし資金もなかったから、それに必要な額の金銭を用意しないといけないという問題があったんだ。最終的には、彼が俺達をとても素晴らしいニュージーランドのバンドにしてくれて、密かに俺達の費用のいくらかをレコード会社に払ってくれていたみたいだよ。誰にも言わないでね。(笑)

-また、Greg Haverとの仕事はいかがでしたか?

Gregはとても気楽でリラックスしている人だったけど、どうすれば俺達の音楽を最大限良くできるかをよく分かっていたと思うよ。GregはShanがかなりのかんしゃく持ちだということに気付いていて、ベースのパートをレコーディングする前にはGregがわざとShanと言い争ってShanに刺激を与えていたよ。それでShanはとても素晴らしく攻撃的なベースプレイを行うことができたんだ。俺達は今でもGregと親しくさせてもらっているよ。彼はちょくちょくニュージーランドにも戻ってきてくれるだけど、そのときはできるだけ会うようにしてるんだ。

-本国でのアルバムの反応はいかがですか?

こっちでのアルバムの反応はとても良いよ。ファンのみんなはとても素晴らしいし前作も今作も本当に気に入ってくれているみたいだよ。みんな毎晩のようにラジオ局に電話して俺達の曲をリクエストしてくれているんだ。たくさんの音楽賞を受賞することができたのもファンのみんなのおかげだよ。

-48MAYはもっとヘヴィにも、もっとポップにも、どんな風にもなれる柔軟性があるバンドだと思っています。次回作はどんな作品になりそうですか?

作業に取り掛かっている3rdアルバムのアイデアは少しできつつあるけど、かなりのハードワークになりそうだしこれまでの2作とは全く違ったものにしたいと思ってるよ。みんなを驚かせるようなものにしたいと思ってるよ。

-最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします!

俺達はみんなとにかく日本へ行きたくてしょうがないんだ。すごいライブパフォーマンスを魅せたいしみんなとも会いたいしね!アルバム"STREETLIGHTS & SHADOWS"を買って聴いて俺達と一緒に歌えるようにしといてくれよな!あと、本当に気軽にアルバムを気に入ってくれたかそうでないかをmyspace.com/48mayで教えてくれたらうれしいよ。まぁ、気に入ってくれなかったとしても、嘘でも良いから素晴らしいアルバムだって言ってくれよな。俺達はとても繊細だから。(笑)


Streetlights&Shadows

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