-新作がリリースされて五ヶ月ほど経ちましたが周りの反応はいかがですか?
ギャレス:今のところとてもいい感じだよ、全体的にね!新作では今までと全く違うことをやっていたわけなんだけど、今まで以上に広いファン層を獲得することができたんだ。このアルバムを多くの人に届けることができて、すごく喜んでいるよ。
マット:前作と同じ路線のものを作ることは安全策ではあったんだけど、僕達はあえてリスクを背負って新しいことに挑戦したんだ。だけどそれがうまくいって、今はほんとうに良かったと思っているよ。
-BULLET FOR MY VALENTINEにインタビューしていたところ、彼らもあなたたちのサードアルバムは最高傑作だと言っていましたよ。ケラングでも見事5Kを獲得してましたね。
マット:ケラングはほんとに昔から僕らを応援し続けてくれてるんだ。ほんとにありがたいことだよね。そういったメディアも含め、BFMVなんかのバンド連中もアルバムを褒めてくれてるし、すごく嬉しいよ。
-新作を製作するにあたって、目指したバンドや具体的なサウンドはあったのでしょうか?
ギャレス:あえてこういうサウンドにしようって意識して出来たものではないんだ。真似をしようとも思ったこともないしね。自分達が、影響してきた音楽をどんどん融合させていって、僕ら独自の音として作ってきたものなんだ。過去の作品に似たようなものを作りたくもなかった、かといって離れるすぎているサウンドもいやだったんだけどね。納得のいく作品に仕上がったと思っているよ。
-プロデューサーは新たにギル・ノートンを迎えていますが、彼との仕事はどうでした?
マット:ギルは素晴らしい人だったよ!まず彼を起用した理由のひとつに、彼がジミーイートワールドとかフーファイターズとかピクシーズとか偉大なバンドをたくさん手掛けてきていたこともあった。その中でも僕らは特にフーファイターズがすごく好きだからね。あとギル自身がミュージシャンでもあるから、プロデューサーの視点のほかにミュージシャンとしてのアイデアを出してくるってのが大きかったかな。
-あなたたちと同じように変化をしたバンドといえばLINKIN PARKなどもそうですが、彼らのサードアルバムは聴きました?
マット:えっとー、数曲は聴いたんだけどアルバムはまだ聴いてないんだよね。
-ファンが一番気にしてるのは、次回作がどのような作品になるのかということだと思うのですが、次回作のヴィジョンはもう見えているのですか?
ギャレス:今回のアルバムが完成して、「僕らはどんな音楽でも作れるんだ!」っていう自信がついたんだ。新たな扉を、僕らは開くことが出来たわけだし、次のアルバムではさらに新しいことにチャレンジしていきたいと思ってはいるんだけど・・・ただこれは僕個人の意見であって、他のメンバーはどう思っているのか分からないんだけどね(笑)
マット:ハハハ(笑)
ギャレス:みんながリハーサルルームに集まってみないと、まだどうなるかは分からないね。
-大阪・名古屋公演はもう終了していますが、海外でのライブも含めて、新曲のライブでの反応は実際どうでしたか?
マット:すごくポジティブな反応を得ているよ。海外についても同じようにすごくいい反応があって、すごく自信がついたね。今回のツアーでは、あえて新曲をたくさんセットリストに入れてるんだ。1曲目も新作からの曲だしね。こういうセットリストを見てくれて、ファンのみんなも僕らが新作に対する自信がどれほどのものか感じてくれてるみたいだよ。日本でもほんとにびっくりするくらいリアクションがいいんだ。一緒に歌ってくれてるしね、僕らも逆に驚かされたよ!
-なるほど。ライブでのセットリストを考えるのは今まで以上に大変だったりしないですか?
ギャレス:確かに僕らの曲にはメタルの要素を含んだものや、最近だとロックテイストが強い曲なんかも色々あるけど、難しかったり大変だったりってのは特にないよ。
-では、ライブでやって一番楽しい曲って何でしょう?
マット:そうだなぁ・・・僕は「Escape Artist Never Die」をライブでやるのは好きなんだけど、その日によって違うかなぁ。その日の観客の反応によっても変わるものだしね。この質問は、ライブの後の方が答えやすいかもしれないな!
-あなたたちのオフィシャルサイトでは現在、世界各地のライブレポートを募集しているようですね?この企画にはどのような目的が・・・
マット:うーんと・・・そんな企画あったっけ?
-ワーナーのオフィシャルHPにそのようなニュースがアップされてましたよ。
(http://wmg.jp/artist/ffaf/news.html、http://www.ffaf.co.uk/forum/)
マット:そうなんだ!えっと、あれかな。僕達はストリートチームみたいな感じで、全世界のファンたちにツアーで撮った写真をブログなんかにどんどん載せてねって声をかけたりしてるんだよ。あと、どんなものでもいいから僕達の曲を使ってプロモクリップを制作してねってことをおすすめしたりはしてるんだよ。僕らは、ファンのみんなにこういう風に参加してもらうことはとても大事なことだと考えているんだ。
-今日オープニングアクトで出演するdopamineは同じウェールズ出身のバンドだけど、地元で交流はあったりするのですか?
マット:うん。地元では道でばったり会うことはあるよ。でも僕らはツアーをしていることが多いから、そんなに頻繁には会えないんだけどね。会えたら一緒に出かけたりはしてるよ。
ギャレス:実はdopamineのボーカルのニールとは8年くらい前に同じスーパーで働いていたんだ。彼はチーズと肉を任されてたんだよ。あとでニールに聞いてみて!
-dopamineとFuneral for a friendの音楽って、繊細で知的なサウンドが非常に通じるところがあると思っているのですが、地元で一緒にツアーしたりすることはないのでしょうか?
マット:確かにそれは思うね。僕らもウェールズの男の中では繊細な方だと思うし。でもDopamineの方が僕らよりもっと繊細な音楽をやっていると思うけどね。2回くらい一緒にツアーもまわったことはあるよ!詳しくは覚えてないんだけど・・・でも友達と一緒にツアーできるのはやっぱり楽しいよね。
(隣の楽屋でインタビューの様子を聞いていたdopamineのギタリスト・ライアンが被り物をつけて顔を覗かせる。)
マット:おい、ライアン!(笑)ご覧の通りだけど、dopamineはやっぱり知的で繊細なんかじゃないぜ!(笑)
-そうかもしれないですね(笑)では最後に・・・私は4年間ほどクラブDjをやっていきて、あなたたちの曲は初期のころからよくプレイさせて頂いてました。だけどこのサードアルバムの曲は、ストーリーがあって、繊細で、プレイするのがすごく難しいんです。どの曲をどうプレイしたらいいか、ぜひアドバイスして下さい。
マット:どうもありがとう!そうだな、7曲目の「Out of Reach」5曲目「All Hands on Deck, Pt. 1: Raise the Sail」をかけたらいいんじゃないかな。あとは2曲目の「Great Wide Open」もクラブでだったらハマると思うよ。10曲目の「Sweetest Wave」、これは分からないけど、かけてみたら逆に面白いかもしれないよ!
-ありがとうございます!当時から、ファーストアルバムの「Juneau」は激ロックのアンセムになってるんですよ。
ギャレス:ワオ、最高だね!
マット:スィートだよ。ほんとにありがとう!!
Tales Don't Tell Themselves
2007/05/23 発売 |
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related site: |
http://www.ffaf.co.uk/ http://www.purevolume.com/funeralforafriend |
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