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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

FEATURE

ONE OK ROCK

2011.08.08UPDATE

2011年08月号掲載

大ヒット・アルバム『Nicheシンドローム』から、 さらにヘヴィに研ぎ澄まされたONE OK ROCKの両A面シングル 『Re:make / NO SCARED』が、遂にシーンに投下!

ライター:MAY-E

FACTやPay money To my Pain、Fear, and Loathing in Las Vegasのように、いわゆる洋楽の畑から一般層へと広く認知されるバンドが近年増えてきているけれど、J-ROCKのシーンから洋楽嗜好のファンをも取り込んで圧倒的な人気を手にしているのが、このONE OK ROCKだ。激ロック的な視点でいうと、これまでにない興味深い立ち位置にいるバンドだったりする。
バンドの結成は05年に遡り、07年にデビュー・アルバム『ゼイタクビョウ』をリリース。その『ゼイタクビョウ』と、08年の2ndアルバム『BEAM OF LIGHT』の頃はパンクのテイストが強かったが、『BEAM OF LIGHT』と同年にリリースされた3rdアルバム『感情エフェクト』からパワフルなラウドロックへと徐々にシフト。そして、バンドを代表するキラー・チューン「完全感覚Dreamer」を収録した目下最新アルバム『Nicheシンドローム』を昨年6月にリリースし、いよいよ大ブレイクを果たす。流暢な英語を操るTakaのハスキーなヴォーカルは、スクリームすれすれなほどに力強く進化。『Nicheシンドローム』は、J-ROCKと洋楽ラウドロックが最高のバランスで掛け合わされた名盤だと言えるだろう。それ以降は大型のライヴ会場を次々にソールド・アウトさせ、昨年11月には日本武道館公演で11000人を動員するという記録を残している。

そんな彼らの勢いを決定付けるように、今年2月にリリースされたシングル『アンサイズニア』は、オリコンのウィークリー・チャートの6位に堂々ランク・イン。ライヴでシンガロング必至の高揚感溢れるタイトル曲「アンサイズニア」に、インスト曲「Silent World」を仲介して、「アンサイズニア」をアコースティック・バージョンである「アンサイズクリア」が収録されている。ひとつの楽曲が、全く別の切り口で鳴らされるという面白い試みだ。
「アンサイズニア」とは“Answer is near”、つまり“答えはすぐそばにある”という意味。“なぁもっと言葉や思い強く胸(ココ)に/
溜め込どいて さぁ/Stand up right now! /遥か先をも描いてこう/You stand here alive/The answer is inside of me”そんなフレーズに背中を強く押された若者がたくさんいたであろうメッセージ性の強いナンバーだ。同シングルには、さらにはStevie Wonderの「To Feel The Fire」をカヴァーも収録。ONE OK ROCKの懐の深さを垣間見る一枚だった。

さて、その『アンサイズニア』に続いてこの度リリースされたのは、バンドにとって初となる両A面シングル『Re:make / NO SCARED』だ。
「Re:make」は、日本語詩と英語詞を織り交ぜたTakaのパワフルなヴォーカルと、ラウドでダイナミックなサウンドが炸裂するONE OK ROCKらしいアグレッシヴなナンバーだ。“Remake”とは、つまり“再生”。過去に捕らわれ悩む全ての人に再び立ち上がるエネルギーを与えてくれる、そんな一曲に仕上がっている。
「NO SCARED」は更にヘヴィ。タイトなリズムを叩き出すドラム&ベースも、ソリッドなギターも、全編英語詞でスクリームを交えて歌うTakaの力強いヴォーカルも、どれをとってもかっこいい。ONE OK ROCKのヘヴィな側面を凝縮したような一曲だ。こちらはPSP版“ブラック★ロックシューターTHE GAME”の主題歌にもなっているのだが、3Gアニメの戦闘シーンとONE OK ROCKサウンドとのケミストリーがまた絶妙。そのOPアニメは悶絶必至の仕上がりなので、ぜひ“ブラック★ロックシューターTHE GAME”公式サイトで合わせてチェックしてみて欲しい。
この両A面シングルには更に1曲「Rock,Scissors,Paper」が収録されているのだが、これもまたハードなノリの良いナンバーに仕上がっている。

アルバム『Nicheシンドローム』から、ONE OK ROCKの音楽性がさらにヘヴィに研ぎ澄まされているのがよく分かる。洋楽のラウドロックを中心に聴き漁ってきた私だけれど、率直に言って、これは超かっこいい!
日本のラウドロック・シーンを語る上で、もはや欠くことの出来ない存在となったONE OK ROCK。洋楽だとか邦楽だとかっていう、そんなつまらない垣根などぶっ壊して、まずはSUMMER SONIC 11のステージで存分に暴れまわって欲しい。

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