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DISC REVIEW

Bullseye

INCEPTION OF GENOCIDE

『Bullseye』

Release Date : 2017-06-14
Label : WE LOVE RECORDS

前作から約8ヶ月のタームで放たれる1stミニ・アルバム。いままでの作品の流れからすると、今作はかなりの変化作と言えるだろう。メンバーも言っていたが、今作はツアー経験が大きく反映されたようだ。バンドはシンプルさを意識したらしく、よりフロア・ライクなノリ重視の曲調へシフト。暴虐なデスコア・サウンドは引き継ぎつつ、グルーヴ・メタルやミクスチャー要素を取り込み、1曲1曲の個性が格段に際立ってきた。とはいえ、IOGらしい攻撃性は微塵も失われていないところが嬉しい。シンフォニックでドラマチックな曲展開も相変わらずで、聴き応えも十分だ。イントロからエスニックなメロディで意表を突く「Beating」は、新境地と言える楽曲カラー。全6曲、刺激に満ち溢れた楽曲ばかり。 荒金 良介