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DISC REVIEW

All These Countless Nights

DEAF HAVANA

『All These Countless Nights』

Label : So Recordings/hostes

ダイナミックなギター・サウンドの中で鳴り響く、優しくも力強い、哀愁に満ちたメロディに包み込まれるような感覚。一時期は解散寸前にまで追い込まれていたという英国出身の5人組が辿り着いた場所は、かくも素晴らしい"歌"が広がっていた。前作『Old Souls』(2013年)で試みたフォークやクラシックなロックへの憧憬を感じさせるアプローチは、より整理され、James Veck-Gilodi(Vo/Gt)の素晴らしい歌声とメロディを中心としたアンセミックな楽曲群は、どれも高いクオリティを誇っており、時にヘヴィに唸りを上げるギターも、優しいアコギの音色も、一切の迷いなきサウンドとなっている。本作が全英チャート5位をマークしたというのも納得の出来栄えである。 井上 光一