DISC REVIEW
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リアル・スラッシュ・メタルの継承者になるべく東京にて結成されたgrief of WARの3rdアルバムが完成！ 海外でも高い評価を得ていた前作からなんと約7年ぶりに放たれる今作も、ハイレベルな楽曲が並ぶ。テクニカルなイントロで堂々とスタートするTrack.1で、いきなりハイスピードな高速チューンをお見舞い！ JUDAS PRIEST的なリフとプログレッシヴな展開に思わず聴き入ってしまうTrack.3などはスラッシュのひと言では片づけられない威厳が備わっている。いや、実はどの曲に関しても一筋縄ではいかない仕掛けが用意されており、練りに練られた楽曲展開はどれをとっても聴いていて飽きないし面白い。どちらかというとTrack.4のようなファストに攻め立てる曲がアクセント的役割になっているのだ。この道10年以上のベテランならではの貫禄の1枚と言えよう。 今谷 重治
