DISC REVIEW
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ゴス・バンドPhaidiaやDARKSIDE MIRRORS等の活動で、アングラ界で注目を浴びる西邑卓哲（Vo/Gt/映像/Per）を中心に結成されたアヴァンギャルド・ポップ・バンド。3年ぶりのリリースとなる今作は、カルト宗教を題材にアルバム全体がひとつのストーリー仕立て。一聴すると極めて不気味に感じる音の重なりは、ポップなメロディが乗ることで聴くほど癖になるような不思議な中毒性がある。音楽のみでなく演劇や童謡、日本文学からの影響も公言しているだけあり、難解な歌詞を読み解くこともこのアルバムの楽しむ一興となりそうだ。ライヴの定番曲「サイコキャンディー」や「ファウストと異邦人」はMVも公開されているので、映像も合わせて、このアヴァンギャルドな世界観を堪能してみては。 小林 詩央里
