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DISC REVIEW

Signed And Sealed In Blood

DROPKICK MURPHYS

『Signed And Sealed In Blood』

Release Date : 2013-02-06
Label : ユニバーサル インターナショナル

ボストンのスーパー・スター、DROPKICK MURPHYSの8thアルバムは、これまでの彼らの活動を総括するような、どこを切ってもDKM節全開のアルバムとなった。大切な物語をタトゥーとして刻むように、大切な音楽を心に刻んでバンドと共に生きるファンへの贈り物とも言えるだろう。彼らのお家芸である伝統的なアイルランド民謡の響きとストリート・パンクの力強さが全編に渡って沁み渡たり、末代まで語り継がれる壮大な物語を弾き語っているかのような包容力のあるサウンドは、いつにも増して感動的だ。長年、労働者階級の仲間に寄り添ってパンク・ロックを奏でてきた彼らのアツいメッセージが、本作でもしっかり楽曲の血肉となり、それは時に優しく語り、時に怒りをぶちまけ、聴く者に活力と勇気を与えてくれる。 山本 真由