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DISC REVIEW

露命

BRAHMAN

『露命』

Release Date : 2012-09-05
Label : トイズファクトリー
TFCC-89394 ¥1,543

前シングル「霹靂」もそうだったが、今回も全3曲日本語詞で統一されている。これはもはやBRAHMANにとって必須事項と言えるだろう。震災以降、TOSHI-LOW(Vo)はMCを解禁し、生身の言葉を臆することなく放ち続けてきた。そこで伝えることの大切さを、骨身に沁みて痛感したのは想像に難くない。激しく畳みかける音像は変わらずだが、ふとした瞬間に言葉がズドンと耳に入り、胸中で波紋のように広がっていく。そう、歌詞の解像度がより高まったことで、聴き手に鮮やかな情景や壮大なイメージを提供してくれる。とりわけ、「鼎の問」はその極めつけと言える曲調だ。常に東北のことを視野に入れて語り続けてきた言葉が歌詞になり、あまりにも儚く美しいメロディに仕上げられている。静かに耳を澄まして、ずっと聴きたくなる、文句ナシの名曲だ。 荒金 良介