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COLUMN

オメでたい頭でなにより 赤飯のオメでたいコラムでなにより 第三回

オメでたい頭でなにより 赤飯のオメでたいコラムでなにより 第三回

失敗子育て発表会

激ロックをご覧の皆さん 毎度どうも。オメでたい頭でなにより というバンドで作詞と歌をやっております赤飯です。大学時代のバンド名をテーマに連載しているこのコラムももう3回目です。当時 筋肉少女帯と聖飢魔Ⅱのコピバン「ソ末な性飢しゃぶり帯」という名前で全力で活動しておったわけですが ライブの度にコンセプトを変えて別の名前を付け加えておったわけですよ。今回はソ末な性飢しゃぶり帯改め 失敗子育て発表会 のお話。

失敗子育て発表会。どうして自分は生まれてきたんだろう 自分は子育てに失敗されたダメ人間なんじゃないか と妄言を口走ることが当時のマイブームでした。若さゆえの刹那的な痛さを鮮烈に切り取った最高のバンド名だったと自負しています。この時期ただのコピバンには留まらずいろんなことを試行錯誤しておりましたゆえセトリは凝りに凝っておりました。

当時名古屋でも猛威を振るっていた100円ショップ「SHOP99」(今はローソンストア100に継承)のテーマソングとMARILYN MANSONのthe Beautiful Peopleのマッシュアップが自信作でした。タイトルは「the Beautiful 99」。最初は完全にマンソンなんですが1サビ2サビと進むに連れ段々刻んでいるリフがSHOP99のものに変化していきラストには完全に全員がSHOP99を弾いているという 正にSHOP99の洗礼を受けた学生たちのブレインウォッシュ的マッシュアップとも言うべき力作(音源残ってるなら聞いて欲しいほんとに)。道ゆく外国人の方々がわざわざ立ち止まって「AMAZING!!」と称賛の声をあげてくれたことは今でも忘れられません。

そして春夏秋冬の楽曲をメドレー形式でお届け一年の移り変わりをギュギュッと8分ぐらいに凝縮した ソ末組曲「四季vol.1」。やるからにはやはり見た目にもこだわりたい という強い思いがあったので 曲に合わせて早着替えをしました。春「春~spring~/Hysteric Blue」→ギリギリ耐えられるレベルの薄着でヒスブルを歌い上げます。夏「シーズン・イン・ザ・サン/TUBE」→短パンとタンクトップでStop the season in the sun/心潤してくれ/いつまでも/このままで居たいのさ と状況的にはありえないことを歌い続け 心身ともにボロボロ。秋「童謡・小さい秋みつけた を Led ZeppelinのImmigrant songに乗せて」→あああーあー誰かさんが誰かさんが誰かさんがみつけたー!と絶叫しながらトレーナーを身にまとう。冬「いつかのメリークリスマス/B'z」→マフラーが加わり安堵と切なさの混ざった表情でメリークリスマス。軽音部のギタリストたちが軒並み"手がうごかねぇ!"と悲痛な叫びをあげるレベルの真冬の空の下の出来事でした。セトリのラストはもちろん筋肉少女帯の「踊るダメ人間」で自身を皮肉って締め。あぁ何の憂いもございません。

次回はソ末な性飢しゃべり帯改め 大好き!5つ子! のお話をします(多分)。メンバー全員が同じ顔になるバンドのお話ですよ。
今は亡き SHOP99のテーマ

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